零がいろいろと思い悩むお話でした。
中学生にしてプロ棋士になった零でしたが、彼は将棋が好きだからプロになったのではなく、自立して生きる手段を獲得するためにプロになったのでした。晴れてプロ棋士となった今、そこは零にとって、ある意味ゴールだったはずでした。
零の他にも、中学時代にプロになった者が4人いますが、彼らは皆、その後も活躍しています。周囲は零も同じような期待の目で見ます。
現在の零は、プロ棋士の中でも最低ランクのC級に所属しています。ここからB級に昇進できるのは、C級の順位戦で上位の2名のみです。しかし今期、零は既に2連敗して昇進の可能性はなくなりました。零は既に欲するものを手に入れているのだから、特に昇進する必要はないはずでした。しかし、負ければやはり悔しいし、割り切れない気持ちがあったのでした。
一度は高校への進学をやめた零でしたが、1年遅れて今は高校に進学しています。しかし、そこでも零はやはり孤立していて友人はいません。担任の林田先生は、何かと零のことを気にかけてくれますが、先生は零の理解者になることはできても、友人になることはできません。
そして、いろいろと思い悩む零は、さらに将棋で負け続けます。最初の期待が大きかっただけに、周囲の視線が今の零には辛いです。そんな零の心のオアシスになっているのは、やはり川本家の存在でした。しばらく川本家から遠ざかっていた零でしたが、買い物の途中でひなたと偶然出会いました。零は成り行きで、ひなたにファストフードのドリンクを買ってあげることになりました。
ひなたはまだ中学生ですが、零の良き理解者です。普段から妹の面倒をよく見て、お姉さんやお祖父さんの手伝いもしているひなたには、どこか零よりも大人な部分があるようです。そんな自分を、零はちょっと情けなく思うのでした。
ファストフード店にいた2人の前に、以前に登場したひなたが好きな男の子が現れました。零は気を利かせて、席を外そうとしますが、ひなたは零にがっしりとしがみついてきます。そして零は、成り行きでこの男の子と2人きりになってしまいました。零より身長も大きく、どこか風格さえ感じさせる相手に、コミュニケーションが苦手な零はどう応対するのでしょうか。(^^;
というわけで、今回は零の心象風景が多めな内容でした。家族も家も友人もない零ですが、才能や人間関係には恵まれてますよね。将棋が好きではないのに、プロになることはできました。川本家という、零のことを親身になって心配してくれる存在もいます。一方的に零をライバル視している、二階堂という友人(?)もいますしね。(^^;
自立のためという後ろ向きな理由でプロ棋士になった零ですが、そんな零が将来もしも将棋が大好きになったら、その時の零がどんな将棋を指すのか気になります。
中学生にしてプロ棋士になった零でしたが、彼は将棋が好きだからプロになったのではなく、自立して生きる手段を獲得するためにプロになったのでした。晴れてプロ棋士となった今、そこは零にとって、ある意味ゴールだったはずでした。
零の他にも、中学時代にプロになった者が4人いますが、彼らは皆、その後も活躍しています。周囲は零も同じような期待の目で見ます。
現在の零は、プロ棋士の中でも最低ランクのC級に所属しています。ここからB級に昇進できるのは、C級の順位戦で上位の2名のみです。しかし今期、零は既に2連敗して昇進の可能性はなくなりました。零は既に欲するものを手に入れているのだから、特に昇進する必要はないはずでした。しかし、負ければやはり悔しいし、割り切れない気持ちがあったのでした。
一度は高校への進学をやめた零でしたが、1年遅れて今は高校に進学しています。しかし、そこでも零はやはり孤立していて友人はいません。担任の林田先生は、何かと零のことを気にかけてくれますが、先生は零の理解者になることはできても、友人になることはできません。
そして、いろいろと思い悩む零は、さらに将棋で負け続けます。最初の期待が大きかっただけに、周囲の視線が今の零には辛いです。そんな零の心のオアシスになっているのは、やはり川本家の存在でした。しばらく川本家から遠ざかっていた零でしたが、買い物の途中でひなたと偶然出会いました。零は成り行きで、ひなたにファストフードのドリンクを買ってあげることになりました。
ひなたはまだ中学生ですが、零の良き理解者です。普段から妹の面倒をよく見て、お姉さんやお祖父さんの手伝いもしているひなたには、どこか零よりも大人な部分があるようです。そんな自分を、零はちょっと情けなく思うのでした。
ファストフード店にいた2人の前に、以前に登場したひなたが好きな男の子が現れました。零は気を利かせて、席を外そうとしますが、ひなたは零にがっしりとしがみついてきます。そして零は、成り行きでこの男の子と2人きりになってしまいました。零より身長も大きく、どこか風格さえ感じさせる相手に、コミュニケーションが苦手な零はどう応対するのでしょうか。(^^;
というわけで、今回は零の心象風景が多めな内容でした。家族も家も友人もない零ですが、才能や人間関係には恵まれてますよね。将棋が好きではないのに、プロになることはできました。川本家という、零のことを親身になって心配してくれる存在もいます。一方的に零をライバル視している、二階堂という友人(?)もいますしね。(^^;
自立のためという後ろ向きな理由でプロ棋士になった零ですが、そんな零が将来もしも将棋が大好きになったら、その時の零がどんな将棋を指すのか気になります。
最終更新日 : 2022-10-30
3月のライオン「第6話 神さまの子供(その①)/神さまの子供(その②)/神さまの子供(その③)」に関するアニログです。 …
2016/11/17 19:38 anilog