
著者の本は、先に「宇宙は何でできているのか」と「宇宙になぜ我々が存在するのか」を読み終えていますが、この本はそれをさらに噛み砕いて、中高生向けに書かれた本でした。
「なぜ夏は暑くて、冬は寒いか」や「なぜ太陽は燃え続けていられるのか」など、日常の中でふと感じる素朴な疑問から始まり、相対性理論やブラックホール、ビッグバン宇宙論、素粒子物理学の話へと続いていきます。キーワードだけ見ると難しそうですが、難しい話は最小限だけで、ざっくりとイメージをつかむための説明がされているので、かなり取っつきやすい本だと思います。
私は村山さんの本は「宇宙は何でできているのか」から読み始めましたが、宇宙についての本を初めて読む方は、この本の後に「宇宙になぜ我々が存在するのか」→「宇宙は何でできているのか」と読み進めた方が、よりわかりやすいのではないかと思いました。
最終更新日 : 2022-10-30