
はるかたちは、海藤家のパーティーの招待されていました。今日のパーティーでは、みなみが海藤グループの一員として、多くの人たちにお披露目することになっていたのでした。それにしても、相変わらず海藤グループの財力は凄いです。パーティーが行われる豪華客船も、きっと海藤グループのものなんでしょうね。(^^;
そんな中、みなみは仲良しのイルカのティナと再会することができました。ティナは、みなみ以外の女の人とも仲良くしているようです。それが、みなみと北風あすか博士との出会いでした。あすかに誘われて、みなみたちは水族館でのあすかの働きぶりを見学させてもらうことになりました。そこでみなみは、あすかから海の生物の獣医に向いているかもしれないと言われたのでした。
これまでみなみは、尊敬する両親や兄のように、海藤グループの一員として活躍するためにがんばってきました。しかし、あすかとの出会いで、それ以外にも夢の可能性があることに気づいたのでした。あすかとの出会いは、みなみのこれまでの夢に、小さな波紋を起こしたのでした。
北風博士のことは、みなみの両親も知っていました。みなみのお父さんは、以前から北風博士に海藤グループの一員として活躍してもらいたいと希望していました。しかし、あすかはそれを断ってきたのです。海藤グループの恵まれた施設や資金は魅力的ですが、それ以上にあすかは、いつも自由に研究を続けたいと望んでいたのでした。そんなあすかの考え方は、海藤グループで活躍することしか頭になかったみなみには、新鮮なものでした。
そんな中、ストップとフリーズが現れました。2人はあすかの夢を利用して、ゼツボーグを生み出しました。それを知ったはるかたちは、プリキュアに変身してゼツボーグと戦います。海の上の戦いということもあり、今回の戦いのメインはマーメイドでした。マーメイドの連続攻撃でゼツボーグを動けなくすると、4人力を合わせて必殺技を放ってゼツボーグを浄化したのでした。
こうしてあすかは、無事に救い出されました。あすかは、みなみに獣医という道を示しました。しかし、その一方であすかは、みなみにとって海藤グループの一員として活躍したいと願っていることも知っていました。みなみの夢を尊重して、あすかは無理強いはしませんでしたが、みなみの心は揺れています。この先、みなみの夢がどうなるのかが楽しみです。
今回は、4人のプリキュアの中では一番影が薄い、みなみがメインのお話でした。これまで確固として夢を持って、その実現のために自分自身を厳しく律してきたみなみですが、初めてその夢以外の生き方もあることに気づきました。そんなみなみの心の揺れ動きが丁寧に描かれていて、好感が持てるエピソードでした。
また今回のお話では、人間が生きるためには多くの生き物の命をいただいていると指摘されていたのもよかったです。
食べ物になってくれた生き物たちに手を合わせて、「いただきます」「ごちそうさまでした」と感謝の心を忘れないことは大切なことだと思います。(^^)
最終更新日 : 2022-10-30
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2015/10/13 16:09 あおいろ部屋