
本の内容は、2つのパートに分かれています。1つめの原則編では、減らすことについての基本的な考え方が紹介されています。その際に大切なのが、自分にとって何が大事なのか見極めることです。それがわかれば、後はそれにそって不要なものを減らしていくことになります。不要なものというのは、物質的なものだけにとどまらず、人間関係や生活習慣なども含まれます。
実践する場合の注意点は、同時に多数の目標を実行しようとしないことだそうです。著者の経験では、目標は3つまでに絞り込むのがいいそうです。そして目標を実践する時には、ただ1つののことに完全に集中することが必要です。そして、目標を習慣化することが必要です。
とはいえ、大きな目標を立てた場合、それは容易には達成できません。そんな時は、その目標をより細かなタスクに分割して、1つ1つのタスクを達成することを目指します。こうして目標を小さく設定することは、目標を達成したという達成感を多く味わうためにも重要です。
続く実践編では、より細かなテクニックが解説されています。そこで指摘されていることは有益だとは思いましたが、それぞれについての項目が多すぎて、ちょっとうんざりしてしまいました。(^^; 減らす技術の本なので、本の内容ももう少し減らして欲しかったです。
というわけで、本書の前半は大いに参考になりましたが、後半にいくに従って内容的な重複や細かなアドバイスが多すぎて残念な内容になってしまいました。とはいえ、何はともあれ行動することが重要だと気づかされましたので、それを踏まえて部屋の整理を進めたいと思います。
最終更新日 : 2015-09-03