
「ボヘミアの醜聞」から始まり、「赤毛組合」「唇のねじれた男」「青いガーネット」「まだらの紐」などの短編12作が収録されています。他の翻訳で何度も読み返した内容なので、事件の謎は全てわかっているのですが、それでも何度読み返しても面白い作品ですね。ホームズとワトソンのやりとり、作品を通じて描かれるヴィクトリア朝時代末期の英国の雰囲気がたまりません。
ジェレミー・ブレッドさん主演のテレビドラマにも楽しませてもらいましたが、やはりホームズ作品は活字で読むと想像力を刺激されて楽しいですね。そして新訳ということもあって、やはり翻訳が現代的で読みやすかったです。
この本を読んでいる間に、河出文庫からもホームズ全集が発売されました。こちらは詳細な注釈ときれいな挿絵が魅力的でしたが、注釈が以前ハードカバーで発売されたものより大幅に削除されていることを知って、買うのをやめてしまいました。(^^;
最終更新日 : 2022-10-30