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2015-05-07 (Thu) 22:39

神の時空 貴船の沢鬼/高田 崇史

神の時空 ―貴船の沢鬼― (講談社ノベルス)高田崇史さんの神の時空シリーズ、第3巻「神の時空 貴船の沢鬼」を読み終えました。

次女の摩季を蘇らせるために、辻曲家では死反術を行おうとしていました。摩季が死んで既に3日、あまり時間が過ぎると蘇らせることができなくなってしまいます。そして術を行うためには、霊力の高い水が必要でした。その水を手に入れるために、彩音と巳雨、猫のグリ、そして幽霊の陽一は貴船へと向かうことになるのでした。

その頃、京都では不可解な事件が起きていました。恋人の高舘淳子と暮らしていた金子学は、突然般若のような女性に襲われて重体に陥りました。さらに別の場所では、女子高生の中村理奈が殺人事件の現場を目撃していました。しかし、被害者を殺したのは、死んだはずの理奈の父にそっくりな男だったのでした。

それから、毎回なんだよくわからない^^;、高村皇は今回もまた陰謀をすすめています。今回は貴船の怨霊を利用して、自らの目的を遂げようとしていたのでした。そのために猿太と、死んだ人間を操ることができる傀儡師の佐助が貴船で行動を起こします。

今回のキーとなるのは、宇治の橋姫の伝説です。帰らぬ夫を待ち続けたとされる橋姫の伝説には、悲しい真実が隠されていたのでした。今回その真相は明らかになりませんでしたが、伊勢神宮に奉られている天照大神が、実は1人ではなく、天照という男の神と天照大神という女性の神という展開は面白かったです。

物語は、彩音たちの視点と事件を捜査する警部補と部下の女性刑事の視点から語られます。悪役となる高村皇側の動きがあまり描かれなかったせいか、今回は今までの中で一番物語としてまとまっていたと思います。
最後に一応事件は解決しますが、よくよく考えてみると京都各所で目撃されたとされる、他の般若や鬼は何だったのでしょうか!?(^^;

というわけで、毎回いろいろと文句を言いつつも、新作が発表されるとつい手に取ってしまいます。
今回どうしても気になったのは、物語の中で陽一の考えとして、「怪異は世界各地で見られる→特定の地域だけの現象ではない→だから怪異は実際に存在する」という説が語られます。でも、この前提条件から怪異が存在すると断定するのは、飛躍がありすぎる気がします。
逆の理屈で、「人間は思いこみや勘違いをする→それは特定の地域だけでなく全世界である→だから人間は世界各地で見間違えや勘違いで怪異があると信じてしまう」とも言えるからです。(^^;

最終更新日 : 2015-05-07

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