
本のタイトルは「読書について」となっていますが、読書だけでなく、書くことや教養などについてのエッセイも一緒に収録されていました。読書については、同時に複数の本を読むような濫読を勧めていたり、これはと思う作家に出会ったら、その全ての作品に目を通すだけでなく、書簡などその作家が書いたあらゆる文章に目を通すようにすると、その作家をとらえることができるという方法が参考になりました。
それにしても、これだけの人でありながら、文章を書くことには苦労されているんですね。もちろん、苦労のレベルが私たち凡人とは違うのでしょうが、どこまでいってもスラスラと苦労なく文章が出てくるということはないんだなあと、その奥深さに圧倒されました。
そうしてみれば、こうしてブログにちょっと感想を書くのに私が苦労するのも、当然のことなんだと納得できて安心もしました。(^^;
最終更新日 : 2022-10-30