
レッドのいる赤い星を目指して飛び立ったプリキュア。その前に、再び誠司が立ちはだかりました。誠司の周囲には、強力なバリアが張り巡らされています。プリンセス、ハニー、フォーチューンは、ラブリーのためにチャンスを作り出そうとします。しかし、イノセントフォームにチェンジしているのに、誠司はそれと互角に渡り合う力があったのでした。
そんな中、フォーチュンは誠司と初めて出会った時のことを語りかけました。いおなと誠司が初めてであったのは、いおなの空手道場でした。そこに誠司は、強くなりたいと現れたのです。その当時から、誠司はめぐみのために強くなりたいと思っていたのでした。
そしてみんながくれたチャンスを生かして、ラブリーの巨大パンチが誠司に炸裂しました。しかし、誠司のバリアも強力です。それでも激しくぶつかり合った2人の攻撃は、共にパンチとバリアが破壊される相打ちとなりました。しかし、パンチを破壊された先から、ラブリーの攻撃が誠司の胸の宝石に届きました。そのまま2人は、赤い星へと落下していきました。
ラブリーの渾身の力を込めた攻撃でも、誠司の胸の宝石は壊れませんでした。レッドは神が作り出した宝石を、プリキュアごときが壊せるわけがないとあざ笑います。ところが、ラブリーの攻撃は宝石を壊そうとしていたのではありませんでした。ラブリーは、自分の思いを確認するために宝石を攻撃したのでした。そしてラブリーは確信しました。宝石の中の憎しみという心も、それまでラブリーが知らなかった誠司の一部だということを。
そしてラブリーは、そんな憎しみの心さえも含めて、誠司のことが大切だと気がついたのでした。そしてラブリーは、誠司の心に語りかけます。これまで当たり前のようにあった平和な日常。それがどんなに大切で愛にあふれたものだったのか。愛とは特別な思いなのではなく、当たり前の日常の中にこそあるものだと。
そんなラブリーの思いに、ついに誠司の心が応えました。そして誠司の心は、自らプリキュアに浄化されることを願ったのでした。そして遅れて到着したプリンセスたちと共に、ラブリーは必殺技を放ちます。その攻撃を受けて、誠司の憎しみの心の宝石は浄化されていきました。そして憎しみの心の底には、小さな愛のハートが隠れていたのでした。
こうして、ようやくラブリーは誠司を取り戻すことができました。お約束の展開ですが、正気に戻った誠司にラブリーが「おかえり」、そして誠司の「ただいま」というやりとりがよかったです!
誠司を浄化されて、レッドはうろたえます。そんなレッドに、神様やミラージュが語りかけます。しかし、レッドはあくまでも愛を拒否します。どうやらレッドも過去に、何か辛い記憶があるようです。プリキュアは、そんなレッドの心を救うことができるのでしょうか!?
新年最初のプリキュアは、作画も内容も気合いが入っていてよかったです!
これまでプリンセスやハニー、フォーチュンに食われて、今ひとつ目立てなかったラブリーですが、今回はプリキュアのリーダーにふさわしい活躍でした。ラブリーを演じる中島愛さんと、誠司を演じる金本涼輔さんの演技も、いつも以上に気合いが感じられて本当によかったです。(^^)
最終更新日 : 2015-01-13
タイトル「ありがとう誠司 愛から生まれる力!」 …
2015/01/17 01:10 サイネリア~わたしのひとりごと~