日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆

Top Page › 読書 › 読書(その他) › 無力 MURIKI/五木 寛之
2014-12-23 (Tue) 00:06

無力 MURIKI/五木 寛之

無力 (新潮新書)五木寛之さんの「無力 MURIKI」を読み終えました。

五木さんの本では、養生に関する本が印象的でしたが、この本でも同じことに触れている箇所がありました。「明日死ぬとわかっていてもするのが養生」という考え方には、やはり惹かれます。

この本の主題は、自力や他力とも違う無力(むりき)という力です。人間は常に一定しているのではなく、何かと何かの間で揺れ動いている存在だという指摘には考えさせられるものがありました。私自身の経験だと、文系よりの意欲がわいてくる時期と、理系よりの意欲がわいてくる時期があります。

学生時代は、自分は文系だと思い、理系的なことは極力避けてきたのですが、パソコンと関わるようになり理系的なことの楽しさを知りました。とはいえ、常に理系的なものに興味が持てるかというとそうではなく、何かの拍子に文系になったと思えば、別の拍子に理系になるという具合に揺れています。

本の中で、いろいろなたとえで五木さんは無力について説明しようとされています。しかし、そのどれを読んでも、なんだかわかったようなわからないような話です。人間は揺れ動くものだと認めて、それを受け入れて生きるということはわかるのですが、どうすればそういう心持ちになるのかは今ひとつわかりませんでした。

というわけで、全体的にはよくわからない本でした。しかし、個々の内容には考えさせられるものがありました。特に惹かれたのは、死についての考え方です。これまでは、死は忌まわしきもの。語るべきではないものとされてきました。しかし、生きている限り必ず誰にも訪れる死と、きちんと向かい合うことは大切だと思います。
そして、数々の医療器具につながれて、ただ寿命だけ延ばすだけのような医療には、私も疑問を感じていましたので、とても共感できました。

最終更新日 : 2014-12-23

Comment







管理者にだけ表示を許可