ギンコの過去が描かれたお話でした。
ヨキは幼い頃から蟲を見ることができたようです。しかし、母親はそれを幻だと言い、ヨキの言葉を信じていなかったようです。土砂崩れにあって母を失い傷ついたヨキは、ヌイという不思議な女性に助けられます。ヌイは蟲師としてあちこちを回っていましたが、夫と子供が常闇に関わって行方不明になったことから、片目のない魚ばかりいる不思議な湖の畔に独りで住んでいるのでした。
ヌイの語る蟲師と蟲の関わり合い方がとてもいいなあと思いました。蟲はあるものとしてそこにあるだけで、それ以上でもそれ以下でもない。人には蟲がもたらす災いを避ける知恵があるのだから、それを避けて生きればいい。
本当の知恵とは、こういうものではないかと思いました。人と自然の関わり合い方が、もしこういうものであったなら、今の世界のあり方はもう少し違うものになっていただろうなあと思いました。
夫や子供という心の呪縛から解き放たれることができなかったヌイは、常闇によって消えていってしまいました。それを追ったヨキは、片目と記憶を失い白髪となりギンコと名乗るようになりました。
この物語の底流に流れている"哀"の切なさをあらためて深く感じたお話でした。
ヨキは幼い頃から蟲を見ることができたようです。しかし、母親はそれを幻だと言い、ヨキの言葉を信じていなかったようです。土砂崩れにあって母を失い傷ついたヨキは、ヌイという不思議な女性に助けられます。ヌイは蟲師としてあちこちを回っていましたが、夫と子供が常闇に関わって行方不明になったことから、片目のない魚ばかりいる不思議な湖の畔に独りで住んでいるのでした。
ヌイの語る蟲師と蟲の関わり合い方がとてもいいなあと思いました。蟲はあるものとしてそこにあるだけで、それ以上でもそれ以下でもない。人には蟲がもたらす災いを避ける知恵があるのだから、それを避けて生きればいい。
本当の知恵とは、こういうものではないかと思いました。人と自然の関わり合い方が、もしこういうものであったなら、今の世界のあり方はもう少し違うものになっていただろうなあと思いました。
夫や子供という心の呪縛から解き放たれることができなかったヌイは、常闇によって消えていってしまいました。それを追ったヨキは、片目と記憶を失い白髪となりギンコと名乗るようになりました。
この物語の底流に流れている"哀"の切なさをあらためて深く感じたお話でした。
最終更新日 : 2022-10-30
* by 横溝ルパン
こんばんは。またまたコメントありがとうございます。
今回は土井美加さんの演技が本当に良かったですね。このキャラにはこの声しか考えられないというくらい、役にぴったりでしたよね。
個人的な希望としては、せめてギンコには常闇として消えてゆく時のヌイの温かくも冷たくもない手の感触だけでも覚えていて欲しいなあと思います。
このアニメ、本当に今まで全然クオリティが落ちませんね。派手さはありませんが、間違いなくアニメ史に残る傑作の1つだと思います。
今回は土井美加さんの演技が本当に良かったですね。このキャラにはこの声しか考えられないというくらい、役にぴったりでしたよね。
個人的な希望としては、せめてギンコには常闇として消えてゆく時のヌイの温かくも冷たくもない手の感触だけでも覚えていて欲しいなあと思います。
このアニメ、本当に今まで全然クオリティが落ちませんね。派手さはありませんが、間違いなくアニメ史に残る傑作の1つだと思います。
切ないお話なのに、心が洗われる、というか、とても清々しい気持ちでこの話を観てました。
ヌイ役の土井美加サンの語り方が凄くキャラのイメージとあってて、静かに美しく強く、でも切なく響いて、何て言ったらいいのか、巧くコトバが使えないんですが、もう、ホントに“ヌイ”だったんで、感動しました。
ただ、今のギンコがあるのは、ヌイに出会ったからなのに、ギンコの記憶にヌイがいないというのが正直つらいなと。ヌイと過ごした時間の濃さが切なかったです。
ホント、このアニメ、スゴイ。