クイーンミラージュが浄化されて、ブルースカイ王国は元に戻り、ひめは両親と再会できて、人々の顔には笑顔が戻りました。そんな中、めぐみだけは落ち込んでいたのでした。ブルーはめぐみではなく、ミラージュを選んだからです。
そんなめぐみのところに、ひめたちが遊びに来ました。ひめたちは、めぐみが失恋したことをちゃんと知っていたのでした。そして、めぐみを元気づけるためにパジャマパーティーが開かれました。そこでの話題は、なんと神様の悪口でした。(^^;
でも確かに、ブルーが最初からはっきりしていれば、幻影帝国が生まれることもなく世界は平和だったんですよね。そしてプリキュアには恋愛禁止と言っておきながら、ミラージュに未練たらたらで結局ミラージュとラブラブなブルーは、本当に困った神様です。
そんなひめたちと一緒に、めぐみも神様への不満を口にしました。それで少しは元気になれましたが、やっぱりめぐみの悲しい心は完全には晴れません。そんなめぐみを、誠司が誘ってくれました。誠司と一緒にあちこち遊び歩いた後は、プリキュアには珍しいしっとりした場面が待っていました。
そこでめぐみは、ようやく素直な自分の気持ちを表に出すことができました。誠司のおかげで、やっとめぐみは泣くことができたのでした。そんなめぐみをディープミラーが狙っていました。彼は第2のミラージュとして、めぐみを選んだのでした。
そしてめぐみの前に、赤いサイアークが現れました。めぐみはプリキュアに変身して戦いますが、赤いサイアークはそれまでのサイアークよりも遙かに強かったのでした。そしてラブリーの心に、ディープミラーがささやきかけます。世界は笑顔に満ちているのに、めぐみだけが悲しんでいます。世界を救ったのは、ラブリーなのに。だったら、そんな世界は壊してしまえと。
そしてラブリーは、ディープミラーに支配されそうになりました。そこに誠司が駆けつけました。そんな誠司の心が、ラブリーを救いました。そしてラブリーは気づきました。自分には誠司やひめたちのように、辛い時に支えてくれる人たちがいることに。そしてラブリーは、自らの心に生まれた赤い宝石を自ら引き抜いたのでした。
それでもなお、赤いサイアークは強敵でした。そんなラブリーのところに、プリンセスたちが駆けつけてくれました。4人そろったプリキュアは、イノセントフォームから必殺技を放ちました。その攻撃で、ようやく赤いサイアークを浄化することができたのでした。
こうしてラブリーたちは、ディープミラーを撃退しました。しかし、新たなターゲットとしてディープミラーは誠司を選びました。次回は誠司が洗脳されてしまうようですし、ここからのプリキュアの戦いは、さらに過酷なものになりそうです。
今回は、ブルーに失恋しためぐみの心情がしっかり描かれていて面白かったです。そしてディープミラーがラブリーを仲間に引き込もうとする展開もよかったです。そのままラブリーが悪の心に染まり、今度は他のプリキュアと戦うという展開も面白そうですが、さすがに子供向け番組では辛すぎる展開でしょうね。(^^;
今回の内容は、小さな子供たちには難しかったかもしれません。でも、子供たちの心に何かが残るお話だったと思います。子供向け番組だからといって、何でもやさしく子供向けにわかりやすく描くだけではダメだと思います。その時はなんだかわからなかったけれど、大きくなってから思い出したら、あれはこういうことだったのかとわかることも大切なことだと思います。
最終更新日 : 2022-10-30
ディープミラーさん、シルエットの時は妙な衣装だったのに、本格的に登場したらナチュラルな普段着で気になる…。 …
2014/12/19 20:43 『真・南海大決戦』