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2006-01-26 (Thu) 16:21

マタイ受難曲/バッハ・コレギウム・ジャパン

バッハ:マタイ受難曲 全曲久しぶりにJ.S.バッハの音楽を聴きました。最初にバッハを聴いたのは、グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲(旧録)だったと思います。その音の圧倒的な密度と華麗さに、こんな音楽があるんだと驚いたことを覚えています。

いろいろなバッハ演奏を聴き、どんなCDを聴こうか書籍で調べると、バッハの本領は声楽曲にあると知ってBCJが出しているカンタータ集を聴き始めました。マタイは演奏に3時間くらいかかると聴いて、かなり後まで敬遠していたのですが、このBCJの3枚組のCDを聴いてとても好きな曲になりました。

もちろん、全体を通して聴くのは時間的にたいへんなので、部分的に聴くことが多いですが、第1曲を聴いた時の素晴らしさは忘れられません。この曲は、2組のオーケストラ、2組の合唱+児童合唱という大がかりな構成の曲なのですが、個人的には児童合唱が曲に入ってくる部分が大好きです。雲間から天使が舞い降りてくる情景は、こんな感じではないかと思いました。

赤石路代さんの「あるとの「あ」」だったと思いますが、死にゆく時に聴きたい曲について登場人物が話す場面がありました。私にとってその曲は、今のところこのマタイ受難曲の第1曲です。私はキリスト教徒ではありませんが、この曲を聴きながら死ねたら間違いなく天国に行けそうな気がしたのでした。(^^;

宗教曲ということで抵抗を感じられる方もあるかもしれませんが、もし機会があればぜひ一度聴いてみていただきたい曲です。キリスト教の教義には感銘しなくても、それを信じたバッハの神に対する篤い思いには共感できるものがあるのではないかと思います。

最終更新日 : 2022-10-30

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