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2014-11-27 (Thu) 19:14

ライ麦畑でつかまえて/J.D.サリンジャー

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を読み終えました。この作品は学生時代に一度読んだことがあるので、今回は二度目でした。

物語は、主人公のホールデンが名門校を退学させられることになったところから始まります。彼が興味があるのは、英文の授業だけで他の授業には全く不熱心だったので、ついに学校から追い出されることになってしまったのです。本当なら彼は、水曜日にニューヨークの自宅に帰ることになっていました。しかし、それよりも数日早く、彼は学校から抜け出してしまったのでした。

そうしてホールデンは、ニューヨークへとやって来ました。基本的に特に物語らしい物語はなく、ニューヨークをさすらいつつ、ホールデンが昔の知り合いと会ったり、自宅に忍び込んで妹に会ったりするだけの物語が延々と続きます。そして、物語は唐突に終わりを迎えます。

昔この作品を読んだ時、何がなんだかよくわかりませんでした。今回あらためて読み返してみたわけですが、やっぱりよくわからない作品でした。(^^;

一番わからないのは、ホールデンのでたらめな行動です。特に深い考えもなく学校を抜け出し、気の向くままに思いつきであちこち歩き回ったり、女友達に会ったり、突然自宅には帰らず牧場で働くと言い出してみたり、全く行動に一貫性がありません。そんな中で、何度も繰り返される「ほんとうなんだよ」というホールデンの言葉が印象に残ります。これは彼の、誰かに認めてもらいたいという気持ちの表れなのでしょうか。

作品の中で、ホールデンはさまざまなものについての好みを語ります。基本的には気に入らないことの方が多いのですが、彼が気に入っているということにも、それほどの価値があるとも思えません。
それがいいか悪いかは別として、大人になるということは清濁併せ吞むことができるようになることだと思いますが、ホールデンにはまだそれができません。よく言えば純粋さ、悪く言えば未熟さがあります。

次にホールデンが何をしでかすのかわからない緊張感があるので、最後まで読み通しましたが、本当にこの物語に共感できるのは、ホールデンと同じ年頃の中学生か高校生ではないかと思いました。

最終更新日 : 2016-04-22

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