
魔法の木の家でモーガンと知り合った後、ジャックとアニーはしばらく魔法の木の家を見つけることができませんでした。そんなある日の夕方、2人は魔法の木の家が帰ってきているのを見つけました。すぐに魔法の木の家に駆けつけた2人でしたが、そこにはモーガンの姿がありません。その代わりに一匹のネズミとモーガンのメモが残されていました。モーガンは何かの魔法をかけられてしまったようです。彼女を救うには、4つのものが必要になるようです。モーガンを助けるために、ジャックとアニーは冒険に出発します。
今回の目的地は、昔の日本です。ジャックが手にした本には、忍者の絵が描かれていました。魔法の木の家は、そんな時代にジャックとアニーを連れてきたのでした。そこで2人は、いきなり忍者と出会いました。アニーは忍者に、モーガンを助ける方法を探していると話しました。すると忍者は、2人を首領の元へと連れて行ったのでした。
忍者の首領は、モーガンを助ける方法を知っていました。しかし忍者たちは、今侍と戦っている最中でした。そこで首領は、ジャックとアニーに試練を与えました。いまいる洞窟から、自分たちの力だけで魔法の木の家まで戻って見せろというのです。家は東にあることは教えられましたが、月明かりの夜では方向もはっきりしません。そんな2人に、首領は自然を利用すること、自然と一体化すること、自然に従うことを教えたのでした。
魔法の木の家を目指す途中、ジャックは月明かりを頼りに方向を割り出しました。さらに侍に見つかりそうになった時は、石のように息を潜めることで侍をやり過ごすことができました。そして氷のように冷たい川を渡る時には、ジャックたちと一緒に行動していたネズミを信じて壊れそうな木の橋を渡りました。こうしてジャックとアニーは、無事に魔法の木の家へとたどり着いたのでした。
そこには、忍者の首領が待っていました。試練を突破した2人に、首領は月の石を手渡してくれました。それがモーガンを救う最初の1つのものでした。こうして最初の冒険を終えたジャックとアニーは、元の世界へと帰ってきました。元の世界も、すでに暗くなっていました。残りの冒険は明日にしようと決めたジャックたちは、家へと帰るのでした。
今回は、日本が舞台ということで期待して読み始めました。でも、読み進むうちに、これはいったいどこの世界なんだと、不思議な気持ちになりました。(^^; 外国人が考える昔の日本や忍者って、こういうイメージなんですかね。
YL 2.4〜3.0
総語数 5260語
最終更新日 : 2014-10-29