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2014-09-17 (Wed) 09:35

Ameia Bedelia's Masterpiece/Herman Parish & Lynn Sweat

Amelia Bedelia's Masterpiece (I Can Read Book 2)多読です。アメリア・シリーズの「Amelia Bedelia's Masterpiece」を読み終えました。

今回アメリアは、美術館にやって来ていました。美術品を鑑賞していたアメリアは、その中に双眼鏡をのぞいている人がいるのを見つけました。アメリアは彼に声をかけますが、彼は何も言いません。双眼鏡を貸してくださいと言っても、彼はぴくりともしません。そこでアメリアは、彼の肩を叩いて気づいてもらおうとします。

そこに「作品に触っちゃダメ!」と大声がしました。誰かと思えば、ロジャース夫人でした。驚いているアメリアに、ロジャース夫人はアメリアが肩を叩こうとしていたのは、彫刻の1つなのだと教えてくれました。人と作品を区別するのは難しいとアメリアは思うのでした。

ロジャース夫人がアメリアを美術館に呼んだのは、美術館の手伝いをして欲しいからでした。最初にロジャース夫人は、アメリアをギフトショップに連れてきました。そこでは作品の複製品が販売されていました。その中に、アメリアは顔なじみを見つけました。その胸像は、アルコルおじさんによく似ていたのでした。

それをアメリアは、アルコルの誕生日プレゼントにしようと思いました。アメリアが値段を聞くと、それは特価品だと教えてもらいました。ここからアメリアの勘違いが始まります。本物は価値がつけられないくらい貴重なものだと夫人は教えてくれました。でもアメリアは、複製品よりもさらに安い値段なのかと思いました。

さらに夫人は続けます。複製品には価値がないと。しかし、これもアメリアはそれほど価値がないと解釈しました。何と比べて価値がないのかと聞いたアメリアに、夫人は本物と比べてと答えました。価値がないものより価値がないとはどういうことだろうと、アメリアは混乱するのでした。(^^;

そこに1人の男性がやって来ました。彼は美術館の管理者のアーサーだと名乗りました。アーサーは、自分のことはアートと呼んでくれとアメリアに話しました。そのせいでアメリアは、この美術館の作品は全部アートが作ったものだと思ったようです。彼は笑って、それほどの才能があったらよかったのにと答えました。

次にアメリアは、収集しているものがあると言い出しました。何か作品を集めているのかと思ったら、それは丸めたアルミホイルでした。それからロジャース夫人は、アメリアがとっても役に立つ新しいボランティアだと紹介してくれました。アートさんはアメリアに、作品を見る目を養うために美術館を見学することを勧めてました。その提案に乗ったアメリアですが、その前にアルコルおじさんに似た胸像を買うことも忘れません。

そしてアメリアは、古代ローマの美術品が飾られている部屋でアルコルおじさんに似ている胸像を見つけました。ロジャース夫人が、それには値段がないと言っていたのを思い出したアメリアは、自分が買った胸像と展示品とを比べてみました。アメリアの買ったものの方がきれいでした。そこでアメリアは、自分の買った胸像を博物館に貸して、その間に展示品の方を掃除するために入れ替えたのでした。

さらにアメリアは、汚れている展示品にはたきをかけました。アメリカから見たら、古代の展示品はカビだらけで汚れているのでした。古いものが退屈だったアメリアは、今度は現代美術を見ることにしました。
その中に「Family Room」と名付けられた作品がありました。そこには、散らかし放題の部屋がありました。それを見たアメリアは、そこを掃除してしまったのでした。

それを見てアートさんは驚きました。それは有名な芸術家の作品だったのです。怒ったアートさんは、アメリアにもう何にも触るなと言って立ち去りました。

そんな中、先生に連れられた生徒たちが、美術館の見学ツアーにやって来ました。アメリアは、彼らについて行くことにしました。ここでもアメリアは勘違いをして、子供たちに笑われてしまいます。でも先生は、アメリアのことを覚えていました。アメリアは、去年その学校の劇のお手伝いをしたことがあるようです。

先生は、美術館巡りが終わるまで、具合が悪くなった生徒の面倒を見て欲しいと頼みました。その子は、ドルーという名前の少年でした。ドルーは、その学校で一番の芸術家でした。ドルーは、展示品の説明を聞くよりも、自分で何か作り出したかったのでした。ドルーは他の人から、絵の才能があると言われているようです。

2人は別の部屋へと行きました。そこでは、本物の芸術家が仕事をしています。アメリアは、それは偽物を作っているのかと思いましたが、ドルーはそれは有名な作品を模写することで、その技術を学ぼうとしているのだろうと教えてくれました。その模写は、本物と区別できないほど凄いものでした。

それから2人は、壁を塗り直しに来た職人さんと出会いました。そこでアメリアは、ドリーに壁をぬらせてくれないかと頼みました。そして職人さんから道具を借りました。アメリアはドリーに傑作を描くように言って、ひとまず彼と別れました。

そんな中、アメリアは先ほど絵を模写していた男が、自分の描いた絵と本物を入れ替えているのを目撃しました。でも、それはアメリアと同じように、家に持ち帰って掃除するためだと思ったのでした。その絵の前を通った時、アメリアの帽子に絵の具がつきました。絵の具がまだ乾いていなかったのです。

そこでアメリアは、自分の持っていたアルミホイルで乾いていないところを覆いました。そうしてアメリアは、ドルーのところに戻りました。すると壁には、信じられないような絵が描かれていました。そこでアメリアは、職人さんからペンキ塗り立ての看板を借りました。不審に思った職人さんは、警備員にそのことを伝えました。

絵を模写していた男は、泥棒だったのです。それを知ったアートは、すぐに警報を鳴らしました。そして古代ローマの展示室でその男を見つけたのです。正体を知られた泥棒は、胸像を振り上げてみんなを脅しました。動くと美術品を破壊するというのです。泥棒は像を放り出すと、みんなが慌てている間にそこから逃げ出しました。

誰も胸像を捕まえることができずに、ついに像は壊れてしまいました。しかし、その壊れた胸像は、掃除しようとアメリアが入れ替えたものでした。そのおかげで、貴重な美術品は守られたのでした。そして美術館の出入り口は閉じられましたが、泥棒はどこかに姿を消してしまいました。

それからアメリアは、ドルーが描いた絵のところにアートを連れて行きました。その絵を見たアートは、絵の素晴らしさを絶賛してくれました。ドルーの絵が認められたと知って、学校の仲間たちも大喜びです。

そしてアメリアは、ロジャース夫人と会うために玄関に戻りました。そこには誰もいませんでした。そこには、双眼鏡をのぞいている男の他に、もう1つの彫像がありました。アメリアはそれにはたきをかけました。すると、像が動きました。なんと、それは泥棒が変装していたのです。

泥棒はアメリアに、見逃してくれるように頼みました。泥棒が素晴らしい才能を持っていると思ったアメリアは、彼を許しました。そんなアメリアに、泥棒はもう盗みはしないと約束したのでした。それを信じて、アメリアは泥棒を見逃したのでした。

そして翌月、美術館ではドルーの作品が公開されました。それはアルコルの誕生日と同じ日でした。みんながドルーにお祝いの言葉をかけてくれます。そしてアメリアは、アルコルのために誕生ケーキを焼いてきました。そしてアメリアは、アルコルにプレゼントの胸像を渡しました。ところが、像をバッグから出した時、それは滑り落ちて壊れてしまいました。

みんなが嘆いていると、アートが何かを取り出しました。誰かがアメリアへと、美術館に絵を送ってくれたのです。それは素晴らしい作品でした。それはアメリアが逃がしてあげた泥棒から送られてきたものでした。
そんなアメリアとドルーは、街の新聞に取り上げられたのでした。

今回は、これまでに読んだアメリア・シリーズの中でも、一番苦労しました。文章の量が多かったこともありますが、美術用語や知らない言い回しも多くて、本当に苦労しました。(^^;
でも内容的には、これまでに読んだアメリア・シリーズの中では、一番面白かったです!

YL 1.8〜2.4
総語数 2773語

最終更新日 : 2022-10-30

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