日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆

Top Page › 読書 › 海外推理 › 死を呼ぶ婚礼/エリス・ピーターズ
2014-08-18 (Mon) 00:37

死を呼ぶ婚礼/エリス・ピーターズ

死を呼ぶ婚礼―修道士カドフェルシリーズ〈5〉 (光文社文庫)エリス・ピーターズの修道士カドフェル・シリーズ第5作、「死を呼ぶ婚礼」を読み終えました。

シュルーズベリの教会では、盛大な結婚式が行われようとしていました。ドンヴィルという貴族が、花嫁をめとることになったのです。しかし、その花嫁はドンヴィルとは40歳以上も年の差がある若い娘でした。しかし、その娘・イヴェッタは、伯父夫妻が自分たちの利益のためだけに決めたその婚礼を受け入れようとしていたのでした。

しかし、そんなイヴェッタを慕う若者ジョスリンがいました。ジョスリンのことを、イヴェッタも気に入っていましたが、今のジョスリンはドンヴィルの従者という身分で、なかなかイヴェッタに会うこともできません。
そんな中、ジョスリンはドンヴィルの不興を買って、従者の仕事から追われてしまいました。その上、主人の金や宝石を盗んだ疑いで逮捕されそうになったのです。

なんとか追跡の手をまいたジョスリンでしたが、このままではイヴェッタを不本意な結婚から救うことどころか、自分の命さえ危うい状況です。そんなジョスリンに力を貸してくれたのは、街の外れに作られたハンセン病の患者のための施療院の人々でした。この時代、ハンセン病の患者は治療方法もなく、人々の間で忌み嫌われていました。しかし、その人たちの中でジョスリンは、真の苦しみを知るものの持つ優しさや温かさを知ったのでした。

そして、事件は起きました。なんとイヴェッタの花婿であるドンヴィルが、何者かの手で殺されたのです。結婚式の前夜、ドンヴィルはどこに行ったのか。それを知るために、カドフェルは独自の調査を始めたのでした。
そしてカドフェルは、ドンヴィルには愛人がいたこと。殺害される前夜、彼はその愛人のもとを訪れていたことを知りました。詳しい状況を知るであろう愛人を、カドフェルは探し始めるのでした。そして、ついにカドフェルは、真相への手がかりをつかむのでした。

久しぶりのカドフェル・シリーズでしたが、苦境に陥った善男善女をカドフェルが救うというお約束の展開が心地いいです。誰がドンヴィルを殺したのかという謎解きよりも、今回はジョスリンとイヴェッタの恋の行方にハラハラさせられました。

最終更新日 : 2016-04-22

Comment







管理者にだけ表示を許可