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2014-05-05 (Mon) 00:46

神の時空/高田 崇史

神の時空 ―鎌倉の地龍― (講談社ノベルス)高田崇史さんの「神の時空」を読み終えました。QED、カンナに続く新シリーズらしいです。

お話の舞台となっているのは鎌倉でした。そこで由比ヶ浜女学院に通う女子高生・辻曲摩季が不思議な事件に巻き込まれました。突然意識を失って倒れ、由比ヶ浜で発見されたのです。摩季の家族である了、彩音、巳雨、そして友人の陽一は病院へと駆けつけるのでした。

時を同じくして、鶴岡八幡宮の鳥居が倒れる事件が起きました。表面上は地震の影響と考えられましたが、その裏では何者かの意思が働いていて、そのために鳥居は破壊されたのでした。さらに修禅寺では、保管されていた頼家のお面が盗まれていました。そして事件の背後には、源頼朝を巡る陰謀が隠されていたのでした。

カンナが今ひとつだったので、それなりに期待して読んだ作品でした。でも、主な登場人物である陽一や辻曲家の面々についてろくに描写がないのに物語が進んでしまい、置いてきぼりにされてしまった感じでした。
辻曲家と全くの他人である陽一が、どうしてここまで深く辻曲家に協力するのか。その謎は一応最後に明かされましたが、このような構成にしたせいでとても感情移入しにくい作品になってしまったと思いました。

それから、相変わらず物語のメインは、ストーリーを楽しむことではなく、歴史の謎を解き明かしたり、これまでとは異なる解釈を提示することだと思えました。それならば、いっそのこそ"小説"としてではなく、歴史解釈本という形で作品を発表されてはどうかと思いました。

最終更新日 : 2022-10-30

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