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2014-01-19 (Sun) 18:22

狛犬ジョンの軌跡/垣根 涼介

狛犬ジョンの軌跡垣根涼介さんの「狛犬ジョンの軌跡」を読み終えました。

主人公の太刀川要は、33歳のフリーの建築士です。深夜気の向くままにドライブに出かけた要は、その途中で傷ついた黒犬を助けました。その犬はただの犬ではなく、なんと狛犬だったのです。という、垣根さんの作品にしては珍しく、ちょっとSFっぽいというかファンタジーっぽい雰囲気の作品でした。

なぜか他のペットには嫌われているその犬に、要はジョンという名前をつけて飼い始めました。一緒に暮らすうちに、何となく情も移ってきた頃、要はその犬が人を殺しているかもしれないことを知ったのでした。真相を知りたい要は、とうとう身分を偽って独自の調査を開始しました。そして、次第に事の真相が見えてくるのでした。

要とジョンの日常を淡々と描きつつ、それでもその語り口のうまさで読まされてしまいました。
要には麻子という年上の彼女がいますが、麻子も自営業で独立しており、お互いに相手に依存しすぎないさっぱりした関係です。それでも何かあれば、要は必死で麻子を庇うし、麻子も要に尽くそうとします。2人のこんな距離感が魅力的でした。設定はSF風味ですが、中身はどこかハードボイルドな垣根作品で安心しました。

物語の方は中途半端に終わってしまった感じですが、もしかして続編も作者は考えているのでしょうか!?
続編があるなら、それも読んでみたいですね。

最終更新日 : -0001-11-30

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