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2013-12-29 (Sun) 22:07

カッコウはコンピュータに卵を産む(上)/クリフォード・ストール

カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉クリフォード・ストールの「カッコウはコンピュータに卵を産む」上巻を読み終えました。この本も「闘うプログラマ」と同じく、発売された当時に読んだ本です。まだインターネットさえ一般的ではありませんでしたが、読んでいてワクワクしたことを思い出しました。

舞台となるのは、1980年代半ばの天文学の研究所です。著者はそこのシステム管理者として仕事をすることになりました。そこで最初に与えられた課題は、料金計算プログラムのわずかな誤差の原因を探し出すことでした。簡単な仕事だと思ったそれは、意外にもハッカーの侵入という事実を明らかにしました。そしてその日から、著者はハッカーの正体をつきとめるために奔走することになるのでした。

追跡にあたっては、いろいろな壁が著者の前に立ちはだかります。それを突破するために、著者はFBIやCIAの助けを得ようとしますが、彼らは重い腰を上げようとはしません。さらに、犯人の居場所を突き止めるために逆探知しても、電話会社は令状がなければ逆探知の情報を提供してくれないのです。八方ふさがりの状況の中、それでもハッカーの侵入は続きます。

そして、本当にわずかづつですが、著者はハッカーへと近づいていきます。上巻では、まだその正体が発覚するところまで描かれていませんが、最初は近所の学生がいたずれでハッキングしていると思われたのが、とうとうアメリカを飛び出してヨーロッパにまで捜査の手は広がりました。まだドイツが統合前の、西ドイツと東ドイツに別れていた時代のことです。そして著者は、犯人が西ドイツから接続しているらしいという結果を得ました。しかし、この調査がここで終わりなのか、それともさらに先まで続いているのか。今はまだ誰にもわからないのでした。

それからハッカーの行動を分析した著者は、ハッカーは、アメリカの軍事情報に強い関心を持っていることもわかりました。そうなると、単なる遊びではなく、コンピュータ回線を利用したスパイ行為だとも考えられます。

下巻では、いよいよ謎が解き明かされます。引き続き読むのが楽しみです。

最終更新日 : 2016-04-22

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