
講演は1つは、はこだて未来大学で行われたもの、もう1つは「とある勉強会」という出版社向けの集まりで行われたものでした。同じ人間が、同じような内容で講演しているので当たり前ですが、2つに重複する部分も多かったのが残念でした。
その後の質疑応答では、未来大学の方が読んでいて辛かったです。教職にある方からの質問が多かったので、教育論的な話になったりして、そういう話題には全く私は興味がないので面白くなかったです。
とある勉強会の方が、どういうプロセスを経て数学ガールシリーズが生まれてくるのか見えてくる部分があって面白かったです。
そして巻末には、結城さんが数学ガールの発表前にWebで公開した、数学ガールの元となる物語が収録されていました。どの物語も短いものでしたが、どこか数学ガールの雰囲気を感じられたのがよかったです。
最終更新日 : 2022-10-30