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2013-07-24 (Wed) 21:46

タイタニア(1) 疾風篇/田中 芳樹

タイタニア1 疾風篇 (講談社文庫)アニメ化もされたこの作品ですが、なんと22年ぶりに続巻が発売されることになったそうです。そこで久しぶりに、第1巻から読み返してみることにしました。

まず最初は、この世界の成り立ちから説明されます。宇宙へと進出した人類は、その版図を広げて銀河系各所に居住しています。そんな中、従来とは違った勢力が誕生して、その1つが星間都市連盟でした。そして連盟の敵となるのが、ヴァルダナ帝国でした。2つの勢力の戦いは膠着状態に陥っていましたが、連盟の有力メンバーであるタイタニアの一族が帝国へと寝返ったことから、一気にバランスが崩れてしまいます。

こうして連盟は滅びて、ヴァルダナ帝国が強大な力を握ることとなりました。しかし、ヴァルダナに勝利をもたらしたタイタニアの一族は、さらなる野心を持っていたのでした。帝国の重大勢力となったタイタニアは、さまざまな手段を使って自分たちの権力を盤石なものとしていきます。そして、表面上は帝国の臣下という形を取りつつも、実態は帝国はタイタニアの傀儡となったのでした。

巨大な力を得たタイタニアに刃向かうことができるものはいなくなってしまいました。しかし、とある惑星の艦隊と対決したことから、この絶対に盤石であったタイタニアという巨人に小さな罅が生じました。その立役者となったのは、艦隊の指揮をとったファン・ヒューリックでした。彼は、これまで負けることがなかったタイタニア軍に勝ってしまったのでした。

普通であれば勝利は喜ばしいことです。しかし、ファン・ヒューリックは勝ってはいけない戦いに勝ってしまったのでした。紛争の原因となった問題は、既に水面下で惑星の大統領とタイタニアとで和解が成立していたのです。しかし市民の手前、戦うこともなく降参するわけにはいきません。そこでヒューリックたちは、"負けるために"戦場に送り出されたのでした。

こうして勝って首脳部の怒りを買ったヒューリックは、そのまま惑星から逃げ出すことになりました。そんなヒューリックにさまざまな人間が近づいてきます。タイタニアと戦うために、タイタニアに勝ったヒューリックを旗頭に祭り上げようという面々、そしてヒューリックの非凡な才能を見抜いてタイタニアへとスカウトしようとする面々。

両方の誘いを断ったヒューリックでしたが、それはタイタニアを完全に敵に回すことでもありました。タイタニア側に追い回されたヒューリックは、結局知り合った女の子・リラのところに転がり込むことになりました。しかし、そこも危なくなり、リラのツテで元小国の王女だったミランダの船で逃げ出すことになったのでした。

ところが、それを怒ったタイタニアの変態貴族が、リラを殺してしまいました。これまでタイタニアは気に入らないけれど、積極的に戦おうとまでは思ってなかったヒューリックは、この死をきっかけにタイタニアと戦うことを決意したのでした。

久しぶりに読んだ田中芳樹さんの作品でしたが、この時期の田中さんの作品はやっぱり面白いですね。銀英伝と比べると小ぶりな感じですが、タイタニア側・ヒューリック側それぞれに魅力があるキャラがいて飽きさせません。

最終更新日 : 2016-11-18

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