矢三郎が、納涼船の手配を頼まれるお話でした。
京はもうすぐ五山の送り火を迎えようとしていました。その時には、狸たちは納涼船と呼ばれる空飛ぶ船を繰り出して楽しむのが習わしでした。ところが、今年は下鴨家の納涼船の手配がうまくいっていないようです。船の手配は、長男の矢一郎が行うことになっていました。しかし、矢一郎はうまく船を手配することができなかったのでした。
そこで矢三郎が、代わりに船の手配をすることになりました。矢三郎が目をつけたのは、赤玉先生が持っている奥座敷と呼ばれる空飛ぶ部屋です。お酒を手土産に赤玉先生のところを訪れますが、なんと奥座敷は弁天にあげてしまったというのです。・・・赤玉先生、いい年してどんだけ弁天のことが好きなんでしょうか。(^^;
仕方なく矢三郎は、弁天のところに奥座敷を貸して欲しいとお願いに行きました。弁天はいろいろと意地悪を言いましたが、結局は矢三郎の頼みを聞いてくれることになったのでした。しかし、弁天のところには、下鴨家と争っている夷川家からも下鴨家に奥座敷を貸さないで欲しいというお願いがされていました。実際に納涼船が飛ぶときには、何か起きそうですね。
京はもうすぐ五山の送り火を迎えようとしていました。その時には、狸たちは納涼船と呼ばれる空飛ぶ船を繰り出して楽しむのが習わしでした。ところが、今年は下鴨家の納涼船の手配がうまくいっていないようです。船の手配は、長男の矢一郎が行うことになっていました。しかし、矢一郎はうまく船を手配することができなかったのでした。
そこで矢三郎が、代わりに船の手配をすることになりました。矢三郎が目をつけたのは、赤玉先生が持っている奥座敷と呼ばれる空飛ぶ部屋です。お酒を手土産に赤玉先生のところを訪れますが、なんと奥座敷は弁天にあげてしまったというのです。・・・赤玉先生、いい年してどんだけ弁天のことが好きなんでしょうか。(^^;
仕方なく矢三郎は、弁天のところに奥座敷を貸して欲しいとお願いに行きました。弁天はいろいろと意地悪を言いましたが、結局は矢三郎の頼みを聞いてくれることになったのでした。しかし、弁天のところには、下鴨家と争っている夷川家からも下鴨家に奥座敷を貸さないで欲しいというお願いがされていました。実際に納涼船が飛ぶときには、何か起きそうですね。
最終更新日 : 2022-10-30
有頂天家族 第3話 『薬師坊の奥座敷』 ≪あらすじ≫ 京の夏の風物詩、五山の送り火が近づいてきた。浮かれる人間どもに調子を合わせ、狸たちもまた夏の夜空でどんちゃん騒ぎをす... …
2013/07/25 13:32 刹那的虹色世界