
この本は、車を運転する人が怖いと感じている人向けに書かれたものです。怖いにもいろいろとあって、ペーパードライバー歴が長くて車に慣れていない。車の運転操作が苦手。助手席に彼氏や彼女を乗せると、運転について文句を言われるなどです。
全体的に軽い文体で書かれていて読みやすいですが、「最悪人をひかなきゃ、少しくらいぶつけたりしたっていいじゃん」という提言には深い物があるなあと思いました。失われてしまった命は取り返しがつかないですが、壊れた車や建物は修理することができます。もちろん、積極的にぶつける必要はないですが、ちょっとこつんとあててしまった時でも、人に当てなくてよかったと思えば救いがあります。
さらにこの本では、トラブルの時の対応についても解説しています。しかし、こちらは残念ながら文書量が少なすぎるのと、図を入れるなどして詳しく解説してあるわけではないので、おまけ程度といった感じでした。
ということで、運転が苦手な方は少しでも自信を持つために、上手な方は苦手な人の気持ちを理解するために一読くらいはしてみてもいいかもしれません。
最終更新日 : 2022-10-30