
今回の出だしは、みゆきの幼い頃からです。恥ずかしがり屋の子供だったみゆきは、同じ年頃の子供に話しかけることができずに友達ができません。そんな時みゆきは、廃棄処分にされそうになっていた1冊の絵本と出会ったのでした。その本に元気づけられたみゆきは、笑顔で同じ年頃の子供と向き合ってみました。すると、その子たちと仲良くなることができたのでした。
みゆきが手に入れた絵本は、後半が破れていて結末がどうなったのかわかりません。みゆきは、この結末はきっと自分が描いてみせると約束したのでした。
それから時は流れ、現代に戻ります。みゆきは、みんなと一緒に世界の絵本大博覧会にやって来ていました。そこで映画を観ていたみゆきたちは、映画の中から飛び出してきた不思議な女の子・ニコと出会ったのでした。みゆきたちはニコに連れられて、絵本の世界へと遊びに行きました。そこでみゆきたちは、シンデレラや一寸法師、孫悟空、浦島太郎、桃太郎などになって絵本の世界を楽しむことになりました。
ところが、途中から絵本が混じり合って、お話の内容がへんてこになってきました。そうなった原因は、みゆきたちをここまで連れてきてくれたニコだったのでした。ニコは昔みゆきが手に入れた絵本の主人公でした。しかし、みゆきが約束を守らず、絵本の続きを描いてくれなかったために、みゆきのことを憎むようになったのです。
そのことをようやく思い出したみゆきは、ニコに謝ろうとします。そんなみゆきたちの前に、恐るべき敵・魔王が現れたのでした。魔王の力は強力で、プリキュアの必殺技・ロイヤルレインボーバーストを使っても倒すことができません。追い詰められたプリキュアの運命やいかに!?
毎年恒例となったプリキュアの映画ですが、今回はみゆきたちを異世界に連れて行ってくれたニコが悪役というちょっと変わった設定が面白かったです。そして絵本の世界のヒーローやヒロインが悪役になり、絵本の世界では悪役の牛魔王や鬼たちがみゆきたちに力を貸してくれるという展開も面白かったです。
最終更新日 : 2022-10-30