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2013-03-17 (Sun) 17:04

第三の男

第三の男 [DVD]藤子不二雄さんの「まんが道」で、この「第三の男」が取り上げられているのを見て久しぶりに見てみました。

アメリカ人の三流作家・ホリーは、友人のハリーを訪ねて第二次世界大戦直後のウィーンへと赴きます。そこでホリーは、ハリーから仕事を紹介してもらえるはずだったのですが、ホリーが到着した時、なんとハリーの葬儀の真っ最中だったのでした。

ハリーはトラックにはねられて死んだということでしたが、ホリーはその死に疑問を感じました。そこでホリーは、独自に事故の調査を開始したのでした。ハリーの恋人だった女優のアンナの協力もあり、ホリーは現場に誰も知らない3番目の男がいたことを突き止めました。

ホリーが目撃者をさらに調査しようとした時、その目撃者は何者かに殺されてしまったのでした。そんな中、ホリーは国際警察の少佐からハリーの正体を聞かされました。ハリーは水増しした薬で、巨額の利益をあげていたのでした。その一方で、ハリーの横流しした薬が原因で、多くの者が病に苦しんでいました。

そんな時、ついにハリーがホリーの前に姿を現しました。死んだはずの男・ハリーは、本当は死んでいなかったのです。ハリーの死は、国際警察の追求を逃れるための偽装工作だったのでした。警察はハリーを逮捕するためにホリーに協力を要請します。友人を裏切ることはできないと突っぱねたホリーでしたが、ハリーが偽造した旅券が原因でアンナが送還されそうになっていることを知ると、アンナを助けるためにホリーは警察に協力を約束したのでした。

そして、ついにハリーに警察の大捜査網が迫ります。追われたハリーは、ウィーンの地下に張り巡らされた地下水道に逃げ込みました。しかし、警察は大部隊を繰り出して、徹底的にハリーを追い詰めます。そして追い詰められたハリーは、ホリーの銃弾によって命を落とすのでした。

映画は1949年制作で、今から60年以上前の作品なのですが、内容的な古さは全く感じませんでした。画面もカラーではなくモノクロなのですが、それが逆に物語の光と影という雰囲気を盛り上げています。この時代の映画でいいな〜と思ったのは、残虐な描写がないことです。ホリーがハリーを撃つシーンでも、銃声はするものの、ハリーが撃たれたことを直接描いた場面はありません。現代の映画は、やたらと血まみれの描写があったりしますが、それが本当に必要なのかと考えさせられました。

最終更新日 : 2022-10-30

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