北央学園との決勝戦。ついに決着です!
高校選手権の東京予選、決勝戦は昨年も対戦した北央学園です。全国大会には2校が出場することが決定していますが、東京で一番強い高校はどこかを賭けて2校が激しく激突します。
ひょろ君の特殊能力で、瑞沢高校と北央学園はそれぞれの大将と大将、副将と副将という形で互角の相手と対戦することになりました。3勝をあげた方が勝ちというこの大事な場面で、精神的に動揺した肉まん君がまさかの敗北。瑞沢高校は窮地に立たされるのでした。
そんな中、千早のもう1つの能力が発揮されました。これまでは若宮詩暢を意識した札取りの正確さで勝負していましたが、今度は周防名人ばりの感覚の鋭さで勝負してきたのでした。そんな千早に圧倒されて、北央学園の大将・甘糟は動揺するのでした。しかし、これまでの部活を思い起こして、甘糟は死力を振り絞ります。これまで甘糟はチビだからという理由で、他の部活では活躍することができませんでした。しかし、かるたでは体の大きさは関係ないのです。
そして試合は進み、対戦は残り札2枚となりました。ここで北央学園は、団体戦慣れしているところを見せつけました。運命戦と呼ばれるその試合で、すでに1勝している北央学園は、確実に2勝を得る作戦をとってきたのでした。千早や奏ちゃんは、自分のことに夢中でその意味に気がついていません。しかし、太一と机君は今がいかに不利な状況かを悟ったのでした。
しかし、このままおめおめと負けるわけにはいきません。相手の作戦を知った上で、太一は気合いでひょろ君の札を取りに行きます。そんな太一の迫力に押されて、ひょろ君はまさかのお手つきをしてしまうのでした。これで試合は五分と五分になりました。緊迫した状況の中、それでも千早はよけいなことを考えずに札に向かっています。こういう時に無心でいられる集中力が千早の持ち味ですね。
そして最後の札が読まれました。千早は果敢に敵陣である甘糟の札を狙います。そんな千早に押されるように甘糟は自陣の札をおさえました。それが運良くあたり札でした。こうして白熱した東京予選の決勝は、北央学園の勝利に終わったのでした。しかし、甘糟は須藤先輩に聞かれて、これが実力での勝利だとは言えませんでした。思わず取った札がたまたまあたり札だっただけで、実力で勝ったとは言いがたかったからです。
こうして試合は終わり、いつものように疲れ切った千早はそのまま寝込んでしまいました。でも目を覚ました千早は、楽しかったと笑顔を浮かべたのでした。しかし、楽しい試合ではありましたが、負けてうれしいはずがありません。みんなと別れた後、新からメールをもらった千早は、負けた悔しさに涙を流すのでした。
決勝戦には敗れましたが、1年生にとってはそれが刺激となりました。筑波と菫は、共に白波会への入会を決めました。もちろん、より強くなるためです!
これからの1年生の成長と活躍も楽しみですね。
高校選手権の東京予選、決勝戦は昨年も対戦した北央学園です。全国大会には2校が出場することが決定していますが、東京で一番強い高校はどこかを賭けて2校が激しく激突します。
ひょろ君の特殊能力で、瑞沢高校と北央学園はそれぞれの大将と大将、副将と副将という形で互角の相手と対戦することになりました。3勝をあげた方が勝ちというこの大事な場面で、精神的に動揺した肉まん君がまさかの敗北。瑞沢高校は窮地に立たされるのでした。
そんな中、千早のもう1つの能力が発揮されました。これまでは若宮詩暢を意識した札取りの正確さで勝負していましたが、今度は周防名人ばりの感覚の鋭さで勝負してきたのでした。そんな千早に圧倒されて、北央学園の大将・甘糟は動揺するのでした。しかし、これまでの部活を思い起こして、甘糟は死力を振り絞ります。これまで甘糟はチビだからという理由で、他の部活では活躍することができませんでした。しかし、かるたでは体の大きさは関係ないのです。
そして試合は進み、対戦は残り札2枚となりました。ここで北央学園は、団体戦慣れしているところを見せつけました。運命戦と呼ばれるその試合で、すでに1勝している北央学園は、確実に2勝を得る作戦をとってきたのでした。千早や奏ちゃんは、自分のことに夢中でその意味に気がついていません。しかし、太一と机君は今がいかに不利な状況かを悟ったのでした。
しかし、このままおめおめと負けるわけにはいきません。相手の作戦を知った上で、太一は気合いでひょろ君の札を取りに行きます。そんな太一の迫力に押されて、ひょろ君はまさかのお手つきをしてしまうのでした。これで試合は五分と五分になりました。緊迫した状況の中、それでも千早はよけいなことを考えずに札に向かっています。こういう時に無心でいられる集中力が千早の持ち味ですね。
そして最後の札が読まれました。千早は果敢に敵陣である甘糟の札を狙います。そんな千早に押されるように甘糟は自陣の札をおさえました。それが運良くあたり札でした。こうして白熱した東京予選の決勝は、北央学園の勝利に終わったのでした。しかし、甘糟は須藤先輩に聞かれて、これが実力での勝利だとは言えませんでした。思わず取った札がたまたまあたり札だっただけで、実力で勝ったとは言いがたかったからです。
こうして試合は終わり、いつものように疲れ切った千早はそのまま寝込んでしまいました。でも目を覚ました千早は、楽しかったと笑顔を浮かべたのでした。しかし、楽しい試合ではありましたが、負けてうれしいはずがありません。みんなと別れた後、新からメールをもらった千早は、負けた悔しさに涙を流すのでした。
決勝戦には敗れましたが、1年生にとってはそれが刺激となりました。筑波と菫は、共に白波会への入会を決めました。もちろん、より強くなるためです!
これからの1年生の成長と活躍も楽しみですね。
最終更新日 : -0001-11-30
「たつたのかはの にしきなりけり」 聞こえてるんだよね。すごい耳だ。 耳と正確さ。 立場がかわるからこそわかる気持ち。 もうちはやふるは、ほんといい! 小さいからのコンプレッ... …
2013/02/20 23:06 朔夜の桜