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2013-02-10 (Sun) 17:12

幻魔大戦(9)/平井 和正

平井和正さんの「幻魔大戦」第9巻を読み終えました。

郁江を襲う病魔は、いまだに去っていません。毎日明雄が郁江の元に通って心霊治療を行っているのですが、翌日には症状が再び元に戻ってしまうのです。その原因は、毎晩深夜2時に郁江を襲う怨念にあると見た丈は、その時刻に郁江の元を訪れることにしたのでした。

秘書の杉村由紀、そして郁江と共に丈は、その怨念と立ち向かいました。それはなんと、これまで一緒にGENKENでがんばってきた久保陽子の怨念だったのでした。怨念の暗黒の力をサイコバリヤーで防ぎつつ、丈は怨念を撃退しました。しかし、そんな丈に対して郁江は放っておいて欲しかったと言い放ちました。

普段は感情を表にしない丈ですが、この時ばかりは郁江に張り手を浴びせました。そんな丈の一撃を受けて、ようやく郁江は正気に戻ったようです。これまで人間関係だけでなく、病気に対しても構えたところを見せていた郁江でしたが、丈の叱責を受けて一変して素直になったのでした。

そして、1967年も終わろうとしています。GENKEN本部では、年末まで多くの会員が詰めかけていました。そんな中に、押しかけ会員の高鳥慶輔もいました。おとなしい会員が多いGENKENの中にあって、高鳥は熱意のある若者でした。高鳥は丈が挨拶するところを見計らって、丈に質問をぶつけようとしました。しかし、逆に丈から質問をぶつけられ、みんなの前で自分が持っている超能力を公開することになりました。

ところが、どれだけ高鳥が念を送っても、超能力は働きません。そんな高鳥の未熟な超能力を、そしてそれを公開実験という形で世に広めればどんな結末が待っているかを丈は厳しく教えるのでした。ただ、高鳥から提案のあったGENKENの青年部を作ることは承認しました。来年は、GENKENの中に新たな動きが起きそうです。

由紀と共に自宅に帰った丈は、田崎たちの訪問を受けました。田崎の元には、元不良でありながら丈に心服している人間が集まり始めていたのでした。そんな中、後に残った市枝から、丈は郁江が癌の摘出手術を受けようとしていることを知りました。自分の力を信じてくれないのかと、丈は大いに悩むことになるのでした。

この巻では、年末のGENKENの慌ただしさが描かれました。いつも自分に厳しい丈ですが、その厳しさはますます強まっています。そのあまりのストイックさに、読んでいて辟易してしまうところがありました。以前、ソニーが指導者の器のことを言っていましたが、今ひとつ丈には指導者としての器の大きさが欠けているように思えました。

最終更新日 : -0001-11-30

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