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2013-01-30 (Wed) 23:32

借金取りの王子/垣根 涼介

借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)垣根涼介さんの「君たちに明日はない」シリーズ、第2弾「借金取りの王子」を読み終えました。

主人公の村上真介は、相変わらず企業のリストラを請け負う仕事をしています。8歳年上の恋人、陽子も相変わらず健在です。今回は4つの企業のリストラ話、そして1つの人材派遣が描かれました。

その中でも印象に残ったは、第2作の「女難の相」と第3作の「借金取りの王子」でした。
「女難の相」では、保険会社のリストラを真介たちが請け負います。その中で真介が担当することになった男は、自らの意志でエリートコースから脱落してしまった男でした。成績もよく優秀な社員だった彼が、どうしてあえて道を降りることになったのか。その原因を描きつつも、ラストには爽やかさが感じられたのがよかったです。

「借金取りの王子」では、消費者金融がリストラの対象となっています。そこで真介が担当した男性は、かって上司から「王子」と呼ばれていた男でした。ギリギリのところでがんばっている彼ですが、リストラ候補として危ないところまで追い詰められていました。そんな彼の事情がじょじょに明らかになってきます。彼にとって大切なのは、奥さんだったのです。この彼と奥さんの関係がなかなか泣かせるものでした。

第5作の「人にやさしく」では、真介の会社がリストラ請負だけでなく、人材派遣業にも手を伸ばします。その手始めとして、真介は陽子の職場の求人を担当することになるのでした。これは短いお話でしたが、真介と陽子の絶妙な掛け合いもあって、楽しい話になっていると思いました。

最終更新日 : -0001-11-30

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