最初こそ大勢の人間が集まったかるた部でしたが、日に日にその数は減っていくのでした。
太一のことが気になる菫は、こっそり太一をつけています。しかし、そんな太一が向かった先は、白波会だったのでした。どこへいってもかるた、かるたの太一に菫は驚きました。そうやって太一の様子を窺っていると、原田先生が菫に声をかけてくれました。しかし、今の菫にはかるたの何が面白いのかわかりません。菫は、ずばりその質問を原田先生にぶつけました。
返ってきた答えは、だったらかるたをやってみなさいというものでした。しかし、それだけでは終わらず、先生にとっては何十年もやって来てもなぜこんなにかるたに入れ込むのかは説明できないようです。禅問答のような先生の答えを聞いて、菫はさらに訳がわからなくなりました。
そして、かるた部に集まった多くの新入生は、日に日に数を減らしていきました。太一目当てで多くの女子が集まりましたが、太一をゲットするためにかるたを覚えるまでの気力は彼女たちにはないのでした。そんな彼女たちを、菫は冷ややかに眺めていました。友人同士での話の種も限りがあります、そんな無為な時間を過ごすことには菫は抵抗を感じていたのでした。
こうして残った部員は、男子の筑波君と女子では菫だけになってしまいました。筑波君は、北海道出身で下の句かるたと呼ばれる独特のかるたでは負けたことがない猛者でした。なので、競技かるたでも上位になれると期待してかるた部にとどまっているようです。対する菫は、頭の中は恋のことでいっぱいです。それを奏にとがめられると、百人一首は恋の歌ばかりだと反撃に出るのでした。
そんな中も、かるた部の活動は続きます。ある日の練習で、奏は菫の爪が長いことに気がつきました。対戦者を傷つけることもあるからと、菫に爪を切ることを勧めますが、菫は言うことを聞きません。菫にとってかるたは、太一の側にいる手段であって、目的ではないのです。そして、2年生同士、1年生同士での練習試合が始まりました。競技かるたのルールには従ってないものの、経験があるだけに筑波はそれなりに札を取ることができました。
そして、とうとう菫も知っている札を一枚だけ取ることができました。その時のうれしそうな顔を見て、千早は菫はかるたを好きになれると思ったようです。そこで再び奏は、菫に爪を切るように勧めました。しかし、菫は言うことを聞きません。そればかりか、みんなの前で太一のことが好きだと宣言してしまったのでした。
恥ずかしくなった菫は、その場から逃げ出してしまいました。千早はそんな菫を追おうとしますが、肉まん君たちはそれを止めようとします。しかし、昨年の全国大会の団体戦で、千早が体調を崩して代わりの選手がいなかったために棄権せざるをえなかったことは、千早の心に深く残っていたのでした。そんな千早の思いを察して、奏は菫の後を追いました。
そして奏は、菫に話しかけました。確かに百人一首は、恋の歌ばかりです。しかし、それが千年を超えてもなお残っているのは、短歌というルールを越えて伝えたい思いがあったからだと奏は教えました。そんな奏の言葉に心を動かされて、菫は部室へと戻りました。しかし、練習試合には加わらないと言います。今の菫に必要なことは、まず百首を覚えることだからです。そして、菫は爪を切って自分の覚悟を周囲にみせたのでした。
第1話をみた時は、こんな恋愛脳の子が大丈夫かと思いましたが、意外と菫はしっかりした考えの持ち主のようです。今はまだかるたの入り口に立っただけですが、いずれ深くかるたにはまってくれそうな気がしました。
太一のことが気になる菫は、こっそり太一をつけています。しかし、そんな太一が向かった先は、白波会だったのでした。どこへいってもかるた、かるたの太一に菫は驚きました。そうやって太一の様子を窺っていると、原田先生が菫に声をかけてくれました。しかし、今の菫にはかるたの何が面白いのかわかりません。菫は、ずばりその質問を原田先生にぶつけました。
返ってきた答えは、だったらかるたをやってみなさいというものでした。しかし、それだけでは終わらず、先生にとっては何十年もやって来てもなぜこんなにかるたに入れ込むのかは説明できないようです。禅問答のような先生の答えを聞いて、菫はさらに訳がわからなくなりました。
そして、かるた部に集まった多くの新入生は、日に日に数を減らしていきました。太一目当てで多くの女子が集まりましたが、太一をゲットするためにかるたを覚えるまでの気力は彼女たちにはないのでした。そんな彼女たちを、菫は冷ややかに眺めていました。友人同士での話の種も限りがあります、そんな無為な時間を過ごすことには菫は抵抗を感じていたのでした。
こうして残った部員は、男子の筑波君と女子では菫だけになってしまいました。筑波君は、北海道出身で下の句かるたと呼ばれる独特のかるたでは負けたことがない猛者でした。なので、競技かるたでも上位になれると期待してかるた部にとどまっているようです。対する菫は、頭の中は恋のことでいっぱいです。それを奏にとがめられると、百人一首は恋の歌ばかりだと反撃に出るのでした。
そんな中も、かるた部の活動は続きます。ある日の練習で、奏は菫の爪が長いことに気がつきました。対戦者を傷つけることもあるからと、菫に爪を切ることを勧めますが、菫は言うことを聞きません。菫にとってかるたは、太一の側にいる手段であって、目的ではないのです。そして、2年生同士、1年生同士での練習試合が始まりました。競技かるたのルールには従ってないものの、経験があるだけに筑波はそれなりに札を取ることができました。
そして、とうとう菫も知っている札を一枚だけ取ることができました。その時のうれしそうな顔を見て、千早は菫はかるたを好きになれると思ったようです。そこで再び奏は、菫に爪を切るように勧めました。しかし、菫は言うことを聞きません。そればかりか、みんなの前で太一のことが好きだと宣言してしまったのでした。
恥ずかしくなった菫は、その場から逃げ出してしまいました。千早はそんな菫を追おうとしますが、肉まん君たちはそれを止めようとします。しかし、昨年の全国大会の団体戦で、千早が体調を崩して代わりの選手がいなかったために棄権せざるをえなかったことは、千早の心に深く残っていたのでした。そんな千早の思いを察して、奏は菫の後を追いました。
そして奏は、菫に話しかけました。確かに百人一首は、恋の歌ばかりです。しかし、それが千年を超えてもなお残っているのは、短歌というルールを越えて伝えたい思いがあったからだと奏は教えました。そんな奏の言葉に心を動かされて、菫は部室へと戻りました。しかし、練習試合には加わらないと言います。今の菫に必要なことは、まず百首を覚えることだからです。そして、菫は爪を切って自分の覚悟を周囲にみせたのでした。
第1話をみた時は、こんな恋愛脳の子が大丈夫かと思いましたが、意外と菫はしっかりした考えの持ち主のようです。今はまだかるたの入り口に立っただけですが、いずれ深くかるたにはまってくれそうな気がしました。
最終更新日 : 2022-10-30
「こひすてふ」 女子八人でもいればいいじゃない。 キレイなお辞儀。 メモとかしてんのね。 素敵眼鏡もいるんだよー(笑) わからないからやる。深いな。 美人姉妹。 さすが厳しいな(... …
2013/01/21 21:32 朔夜の桜