日々の記録

謎の答えを求めて、キリコの戦いは続きます。

ファンタム・レディとの戦いに敗れたキリコは、治安警察に連行されます。その頃、ゴウトたちは金貨の強奪に成功してはしゃいでいました。しかし、いくら待ってもキリコは帰ってきません。ゴウトとバニラは金に目がくらんでキリコを見放そうとしますが、ココナがそれを許しませんでした。結局、３人はキリコ奪還計画を実行するのでした。

最初の襲撃は失敗しますが、２度目の金貨をばらまいて一般市民を警察の目くらましにつかう作戦が成功して、なんとかキリコを奪還することに成功したのでした。すぐにも街から逃げ出したいゴウトたちでしたが、キリコは素体の謎をつかむまで街から出る気はありませんでした。バトリングの倉庫を襲撃したキリコは、治安警察に逆襲するための装備をそこで調えたのでした。

その頃、治安警察の方にも異変が起きていました。署長はキリコの抹殺をファンタム・レディに命じますが、ファンタム・レディはそれに逆らったのでした。パーフェクト・ソルジャーであるはずの彼女が、なぜ命令に逆らうのか。その答えは、彼女の記憶の奥深くにありました。生まれた直後にキリコを目撃したファンタム・レディにとって、キリコは大切な存在になっていたのでした。

そこへキリコが襲撃してきました。ゴウトたちの協力もあって、キリコは治安本部を制圧して、本部の司令部まで乗り込んだのでした。そこに再びファンタム・レディが現れました。ボトムズの戦いではファンタム・レディに敗れたキリコでしたが、戦場の駆け引きでは一枚上手でした。ファンタム・レディに敗れたふりをしたキリコは、逆にファンタム・レディを捕虜にしたのでした。

しかしファンタム・レディは、キリコから逃げるつもりはありませんでした。逆に彼女は、キリコに協力して、キリコが治安警察の本部から脱出するのを手助けするのでした。一方、署長はキリコを殺すために、バトリングの兵士たちを餌で釣りました。こうしてキリコたちは、警察だけでなくバトリングの兵士たちからも狙われることになったのでした。

キリコとファンタム・レディは、協力して血路を切り開きました。そうしてゴウトたちと合流して、みんなで脱出かと思ったら、後一歩というところでファンタム・レディは警察に確保されてしまったのでした。しかし、今のキリコにはとりあえずその場から逃げることしかできませんでした。

その頃、街には大量の兵士が近づいていました。これまで治安警察の様子を探っていたロッチナがウドの街に軍を送り込んできたのです。キリコ対治安警察に加えて、軍まで参戦してきてこの戦いはどうなってしまうのでしょうか。

今回、ファンタム・レディをキリコはフィアナと呼びました。どうやらキリコと彼女の間には、深い絆があるようです。ここまで見てきて思いましたが、この作品はシナリオがとってもよくできていますね。素体の謎で物語を引っ張って、戦いの場に身を置かずにはいられない命知らずのキリコがとても魅力的です。