日々の記録

年末に放映された「猫物語(黒)」を視聴しました。

これは暦がひたぎと知り合う前、化物語の中で時々話題になっていた羽川翼が猫の怪異に取り憑かれてしまったゴールデンウィークの物語でした。その頃、暦は羽川のことが気になってなりませんでした。もしかしてこれは恋なのかと、妹の月火に相談します。結果わかったのは、それは恋ではなく、単に暦が羽川に欲情しているだけという結論になりました。

欲情を鎮めるために、エロ本を買いに出かけた暦は、その途中で羽川と出会いました。そして暦は、羽川の複雑な家庭事情を知るのでした。羽川が現在一緒に暮らしている両親、それはどちらも羽川と血のつながりのある親ではないのでした。そんな時、羽川は道ばたで死んでいる猫を見つけました。羽川はその猫を手厚く葬ってあげたのでした。

それが羽川が怪異に取り憑かれるきっかけとなりました。羽川が弔った猫、それは障り猫という怪異だったのです。猫に取り憑かれた羽川は、下着姿で猫のような動きと共に暦の前に現れました。そして、羽川は暦の腕を食いちぎったのでした。吸血鬼に取り憑かれている暦は、これくらいで死ぬことはありませんが、それにしては傷の回復が遅いです。どうやら暦の力の元となっている吸血鬼と離れすぎていることが原因だったのでした。

怪異に取り憑かれた羽川を、忍野は退治に出かけました。しかし、なんと羽川に取り憑いた怪異は、忍野の力さえ及ばないものだったのでした。本来、障り猫という怪異は、それほどの力を持った怪異ではありません。それに力を与えているのは、羽川が本来持っていた知識だったのでした。

そんな羽川を暦はなんとかしたいと思います。しかし、暦では今の羽川を救うことはできません。そこで暦は、吸血鬼の旧キスショットの力を借りて、怪異を退治できる刀を手に入れたのでした。それを使えば、羽川を傷つけることなく、羽川に取り憑いた怪異だけを倒すことができます。

こうして暦は、羽川を呼び出しました。ところが、刀の力を使っても怪異は羽川から離れません。怪異に取り憑かれた羽川がやっていたことは、複雑な家庭事情のためにストレスがたまりまくっている羽川が望んでいることでもあったのでした。絶体絶命の暦を救ったのは、旧キスショットでした。こうして怪異は羽川から去って、全ては元通りに戻りました。羽川はこのゴールデンウィーク中の記憶を失っているらしいです。

そして、暦はこのあとすぐ、本心から恋する相手、ひたぎと出会うのでした。

以前放映された偽物語は、今ひとつ絵柄が気に入りませんでしたが、今回は自分好みの絵柄で安心しました。
ストーリーは、相変わらず何がなんだかわからないところもありますし、グロい描写もあったりしますが、まあそれなりに面白かったです。