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2012-12-18 (Tue) 22:19

ヒートアップ/中山 七里

ヒートアップ中山七里さんの「ヒートアップ」を読み終えました。

中山さんの作品は、これまでに「さよならドビュッシー」と「おやすみラフマニノフ」を読んでいます。なので、中山さんは本格系の推理小説作家だと思っていたのですが、この本を読んでその考えを覆されました。

物語は、ヒートと呼ばれる麻薬の流通を阻止しようとする麻薬取締官の活躍から始まります。主人公の七尾は、特殊な体質で麻薬をうっても意識が朦朧とすることがありません。そのため彼は取締官のエースとして、おとり捜査で多大な成果を上げてきたのでした。

そんな彼が今回立ち向かうことになったのがヒートです。この麻薬は、通常の麻薬とは違い、うたれた人間の破壊衝動を増幅させて驚異的なパワーを引き出す効果があります。外資系の製薬会社が試作したその薬は、実験のために市場へと出回り、ヤンキー少年たちの抗争などで多大な被害を出していたのでした。

七尾の目的は、ヒートの供給源となっている男を逮捕することです。しかし、組織力に劣る麻薬取締官では、男の行方をつかむことができません。そんな時、暴力団のナンバー3である山崎という男が七尾に声をかけてきました。なんと、彼は七尾の捜査に協力するというのです。ヒートによって暴力団同士の抗争が激化することを山崎は懸念していたのでした。

七尾の所属する捜査一課は、この提案をのみました。こうして七尾と山崎の不思議な協力関係が生まれたのでした。ところが、そんな七尾たちの捜査の網をかいくぐって、ヒートをばらまいていた男は何者かに殺害されてしまいました。おまけに、その犯人として警察に逮捕されたのは七尾だったのでした。

中盤までは地味な捜査がメインでしたが、物語の後半になると生存を賭けた決死の戦いが展開して、読み応えがありました。アクションシーンもそれなりによかったですし、推理系出身の作家だけに、ラストのどんでん返しには驚かされました。(ただ、ちょっと展開が駆け足すぎなのは残念でしたが・・・)

最終更新日 : -0001-11-30

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