
生徒会副会長として、れいかは今日もあいさつ運動や校内の清掃、花壇の手入れを行っています。そして、そろそろ新しい生徒会長を決める時期が近づいていました。みゆきたちは、れいかが生徒会長に立候補するものだと思っていましたが、れいかにはそのつもりがありませんでした。今のれいかには、みんなに示せる道がなかったからです。
バッドエンド王国では、ウルフルンたちが怪しげな学園ドラマを見ていました。なぜか、そのドラマでは生徒会長は絶大な権限を持っていました。それに憧れたウルフルンたちは、自分たちも生徒会長になろうと、マジョリーナの用意した人間に変身するアイテムを使ってみゆきたちの学校に乗り込んできたのでした。
ウルフルンは、学校から宿題をなくすと宣言しました。アカオーニは、マンガやゲームの持ち込みをOKにすると言い出しました。マジョリーナは、授業中でもお菓子を食べ放題にすると約束しました。そんなウルフルンたちの甘い言葉に、生徒たちはみんな乗せられてしまいました。そんな中、れいかだけはこれは間違っていると気づきました。そして、れいかは正しき道にみんなを導くために、自分も生徒会長に立候補することを決めたのでした。
早速、れいかたちは演説を開始しました。しかし、清き正しき学校を作りたいというれいかの言葉には、誰も耳を傾けてくれません。そればかりか、ウルフルンにはれいかの演説には具体性がないと指摘されてしまいました。
それでもれいかは、学校を正しき道から踏み外させないために、がんばり続けるのでした。
そして、いよいよ投票日がやって来ました。ウルフルンたちは、相変わらず甘い言葉をささやいて、生徒たちの人気を得ています。それでもれいかは、自分が正しいと信じる道を生徒たちに示し続けます。しかし、誰もれいかの言葉には賛同してくれません。その時、アカオーニとマジョリーナの人間に変身するアイテムがはずれて、正体がばれてしまいました。3人の正体を知ったみゆきたちは、プリキュアに変身して戦います。
いつものように、ハイパーアカンベェは強力でした。プリキュアたちは、あっという間になぎ倒されます。そしてビューティーもアカンベェに押されていました。戦いの中、ウルフルンはビューティーをあざ笑います。その言葉にビューティーの心が折れそうになった時、ハッピーが応援してくれました。確かにハッピーたちは勉強も苦手だし、掃除も嫌いです。でも、それがみんなのためになるからビューティーがあえてそうしましょうと言っていることはわかります。
その言葉に力を得たビューティーは、ハイパーアカンベェを倒してプリキュアに必殺技を放つチャンスを作り出しました。ロイヤルレインボーバーストが決まって、アカンベェは無事に浄化されたのでした。
いつもなら、ここでウルフルンたちは退散ですが、今回はあくまで選挙で戦います。自分の勝利をウルフルンが確信している中、れいかは自分の演説を始めました。清き正しい学校を作ろうとすることはたいへんかもしれない。でも、一緒にがんばってみんなで学校を楽しい場所にしていこうとれいかは訴えました。
その言葉は、ちゃんと生徒たちの心に届きました。開票の結果、れいかが新しい生徒会長に選ばれたのでした。
今回は作画はちょっとあれ^^;でしたが、内容的にはとてもいいお話でしたね。甘い言葉をささやくバッドエンド王国の3幹部の姿は、選挙で減税するとか、お金をばらまくと公約する政治家のようでした。本来、大人たちはそんな甘言に耳を貸さず、自分たちを正しい未来に導いてくれる指導者を選ばなければならないはずなのに、現実はどうでしょうか・・・。
ということで、子供だけでなく大人もいろいろと考えさせられるお話でした。
最終更新日 : 2022-10-30
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2012/10/31 23:44 1977年生まれのオタク人生