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2012-09-30 (Sun) 15:23

残穢/小野 不由美

残穢小野不由美さんの「残穢」を読み終えました。

この作品は、作者である小野不由美さん自身を主人公にしたドキュメンタリー風の作品でした。怪奇物も執筆する作家として活動している著者のところへ、ある日ファンからの手紙が届きました。新しく住んだアパートで、夜中に畳をこするような妙な物音がするというのです。もともと怪奇好きだった著者は、その読者・久保さんと共に、このアパートで何が起きたのかを調べるのでした。

最初は単純な怪談かと思ったら、その根は意外と深いことが明らかになってきます。結果的に、その事件を追ったことで、結論めいたことがわかるわけでもなく、悲惨な末路が待っているわけでもありません。でも逆に、事実を淡々と語っているような語り口が怖かったです。

小野さんの作品は、「屍鬼」以来の久しぶりなのですが、この作品はそれまでとは違った方向性で面白かったです。血が飛び散ったり、残酷な描写があるわけでもないのに、この本を読んでいると部屋の床がぎしっと鳴ったり、ちょっとした物音に過敏に反応してしまうような怖さがありました。もっといえば、この本を読んでいるだけで、何だか呪われそうな気がしました。(^^;

最終更新日 : 2022-10-30

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