今回も「遠まわりする雛」から、「手作りチョコレート事件」です。
物語は、中学時代にさかのぼります。摩耶花は手作りのチョコを里志に渡しました。しかし、里志は市販のチョコを溶かして固めなおしただけのチョコは受け取れないと、チョコを受け取らなかったのでした。それに奮起した摩耶花は、今年こそは本格的なチョコを作ろうと意気込んでいます。
そしてバレンタインデーがやって来ました。摩耶花は手作りのチョコを持って学校にやって来ました。しかし、漫研部が抜けられなかったために、チョコは古典部の部室に置いておくことになりました。
その日は、ミゾレが降って奉太郎は学校に足止めされていました。部室よりも図書館にいた方が暖かいと、奉太郎は図書館で時間を潰しています。そんな時、えるが血相を変えて図書館に飛び込んできました。なんと、摩耶花が用意したチョコがいつの間にか消えてしまったというのです。
その時、古典部の部室のある棟は階段のワックスを塗っていました。そのため、2つある通路のうちの1つしか利用できませんでした。偶然、その通路で工作部の部員がポスターを貼っていましたが、奉太郎たちが尋ねると通路を通ったのは奉太郎たち以外にはいないことがわかりました。そこで、犯人はまだこの階にいると奉太郎は考えました。
古典部と同じ階には、天文部があります。そこへ乗り込んで事情を聞いた奉太郎たちでしたが、特に怪しいそぶりはありませんでした。それでは、誰が何の目的でチョコを奪ったのでしょうか!?
そうこうするうちに、古典部の部室に摩耶花が顔を出してしまいました。えるは、自分が部室を出るときに鍵をかけなかったのがいけなかったと謝りますが、摩耶花はそれほど気にしていない様子です。
感情が収まりきらないえるは、どうしても犯人を捕まえたいようでしたが、奉太郎に言いくるめられて帰宅することになりました。そして後には、奉太郎と里志だけが残されました。里志と一緒に帰りながら、奉太郎は自分の推理を確認しました。チョコを奪った犯人は、里志だったのです。
中学時代から摩耶花に言い寄られていた里志でしたが、いまだに気持ちを決めかねていました。今年のバレンタインになっても、その気持ちは固まりませんでした。そこで里志は、チョコがなくなったことにしてしまおうと計画したのでした。しかし、チョコを盗んだ犯人が里志だということは、実は摩耶花にはわかっていたのでした。
里志が気持ちを決めかねていることを、ちゃんと摩耶花も気づいていたのでした。
物語は、中学時代にさかのぼります。摩耶花は手作りのチョコを里志に渡しました。しかし、里志は市販のチョコを溶かして固めなおしただけのチョコは受け取れないと、チョコを受け取らなかったのでした。それに奮起した摩耶花は、今年こそは本格的なチョコを作ろうと意気込んでいます。
そしてバレンタインデーがやって来ました。摩耶花は手作りのチョコを持って学校にやって来ました。しかし、漫研部が抜けられなかったために、チョコは古典部の部室に置いておくことになりました。
その日は、ミゾレが降って奉太郎は学校に足止めされていました。部室よりも図書館にいた方が暖かいと、奉太郎は図書館で時間を潰しています。そんな時、えるが血相を変えて図書館に飛び込んできました。なんと、摩耶花が用意したチョコがいつの間にか消えてしまったというのです。
その時、古典部の部室のある棟は階段のワックスを塗っていました。そのため、2つある通路のうちの1つしか利用できませんでした。偶然、その通路で工作部の部員がポスターを貼っていましたが、奉太郎たちが尋ねると通路を通ったのは奉太郎たち以外にはいないことがわかりました。そこで、犯人はまだこの階にいると奉太郎は考えました。
古典部と同じ階には、天文部があります。そこへ乗り込んで事情を聞いた奉太郎たちでしたが、特に怪しいそぶりはありませんでした。それでは、誰が何の目的でチョコを奪ったのでしょうか!?
そうこうするうちに、古典部の部室に摩耶花が顔を出してしまいました。えるは、自分が部室を出るときに鍵をかけなかったのがいけなかったと謝りますが、摩耶花はそれほど気にしていない様子です。
感情が収まりきらないえるは、どうしても犯人を捕まえたいようでしたが、奉太郎に言いくるめられて帰宅することになりました。そして後には、奉太郎と里志だけが残されました。里志と一緒に帰りながら、奉太郎は自分の推理を確認しました。チョコを奪った犯人は、里志だったのです。
中学時代から摩耶花に言い寄られていた里志でしたが、いまだに気持ちを決めかねていました。今年のバレンタインになっても、その気持ちは固まりませんでした。そこで里志は、チョコがなくなったことにしてしまおうと計画したのでした。しかし、チョコを盗んだ犯人が里志だということは、実は摩耶花にはわかっていたのでした。
里志が気持ちを決めかねていることを、ちゃんと摩耶花も気づいていたのでした。
最終更新日 : 2022-10-30
いつもほろ苦さの残るこの作品らしい恋愛劇でした。 …
2012/09/20 01:07 Little Colors