日々の記録

葉月、六花、島尾の思いが交錯したお話でした。

思い切って六花に告白した葉月でしたが、その後の進展はありません。それというのも、仕事の合間に葉月が六花に声をかけようとすると、露骨に島尾が邪魔していたからでした。六花の気持ちは、いまだ島尾にあるようですが、それでも声をかけておきながら次のアクションがない葉月にイライラしたりもしています。

そんな島尾と六花は、ラブラブなカップルでした。島尾は幼い頃の病気が元で、右の耳が少し不自由だったようですが、そんな彼を気遣って六花は必ず島尾の左側にいたのでした。その時間はずっと続くのかと思っていたけれど、島尾は病に倒れてしまいました。六花の将来を考えた島尾は、六花に離婚届を渡しました。しかし六花は、それを迷いなく破り捨てたのでした。

島尾に邪魔される葉月は、六花を店の外に連れ出すことにしました。そこでいい雰囲気になったせいか、六花は帰りに葉月にキスしてくれました。後を追わないでという六花の言葉を無視して、葉月は六花の部屋へとやって来ました。そこで２人はSEX寸前までいきましたが、六花の前に立ちふさがる島尾につぶやいた言葉を、六花に聞かれてしまいました。

それで誤解された葉月は、六花の部屋から追い出されてしまいました。しかし六花の心は乱れています。悩んだ六花は、そのまま布団にも入らず、うたた寝して風邪を引いてしまったのでした。そんな六花を、島尾は何とかしたいと思います。しかし幽霊になってしまった彼には、何もできることはありません。
結局、異常を知った葉月が駆けつけてくれて、六花を助けてくれました。そんな六花は、うわごとで島尾の名前をつぶやくのでした。

これは３人が３人、それぞれに辛い状況ですね。六花は葉月のことが気になりながらも、いまだに亡くなった島尾のことが忘れられません。葉月は島尾には邪魔されるわ、六花はうわごとで島尾の名前を聞かされるわで、これからの道のりは厳しそうです。そして、実は六花に執着していた島尾は、こんなにも六花のことが好きなのに、今は死んでしまって彼女のために何もすることができません。
３人みんなが幸せになるような方法ってないんでしょうかね。