今期一番の良作、「坂道のアポロン」もいよいよ最終回です。
薫の前から姿を消してしまった千太郎の消息は、その後もつかめませんでした。大切な友人を失って、薫はなんだか全てが投げやりに見えます。そして、千太郎のことを忘れようとするためでしょうか、勉強に打ち込んでいたのでした。
そんな薫に、律子は声をかけます。しかし、千太郎がいなくなったことで、2人の関係も何となくギクシャクしてしまったのでした。
そして千太郎がいないまま、とうとう薫たちの卒業式がやって来ました。薫は東京の大学への進学が決まっていました。律子は地元の大学に進むようです。千太郎のことでギクシャクしてしまった2人ですが、最後のお別れの時には少しだけ互いの思いが通じ合ったのでした。
そして8年の歳月が流れました。大学を卒業した薫は、新人の医者になり、研修医としてがんばっています。
そんな薫は、テレビを見ていて星児が夢を果たしてアイドルになったことを知ったのでした。さらに、病院で偶然妊娠した百合香と出会った薫は、千太郎の居所をようやく突き止めたのでした。
そして薫は、千太郎の元へと向かいました。千太郎は離島で神父見習いになっていました。そこで、身寄りのない子供たちを集めて育てているのだそうです。島の教会へやって来た薫は、そこにドラムセットが置かれているのを見つけました。それは、ここに千太郎がいるという間違いのない証拠です。
そして薫は、失われた時を取り戻すかのようにオルガンの演奏を始めました。それを聞きつけた千太郎が、薫の前に顔を出しました。2人は長い時を経てようやく再会できたのです。しかし、2人の間には言葉はいりません。そのまま2人で演奏を続けることで、2人はお互いの心が今でも通じ合っていることを確認したのでした。
そして、百合香からハガキをもらった律子も島へやって来ていました。こうして、ようやく3人の仲間は再び昔のように顔を合わせたのでした。
今回の冒頭が暗い感じだったので、どんなラストになるのか心配でしたが、最後には3人の再会というとてもすがすがしい終わり方をしてくれて大満足でした。音楽シーンのクオリティも高かったですし、それぞれのキャラも魅力的でした。こんな作品に巡り会えて、本当に幸せです!
薫の前から姿を消してしまった千太郎の消息は、その後もつかめませんでした。大切な友人を失って、薫はなんだか全てが投げやりに見えます。そして、千太郎のことを忘れようとするためでしょうか、勉強に打ち込んでいたのでした。
そんな薫に、律子は声をかけます。しかし、千太郎がいなくなったことで、2人の関係も何となくギクシャクしてしまったのでした。
そして千太郎がいないまま、とうとう薫たちの卒業式がやって来ました。薫は東京の大学への進学が決まっていました。律子は地元の大学に進むようです。千太郎のことでギクシャクしてしまった2人ですが、最後のお別れの時には少しだけ互いの思いが通じ合ったのでした。
そして8年の歳月が流れました。大学を卒業した薫は、新人の医者になり、研修医としてがんばっています。
そんな薫は、テレビを見ていて星児が夢を果たしてアイドルになったことを知ったのでした。さらに、病院で偶然妊娠した百合香と出会った薫は、千太郎の居所をようやく突き止めたのでした。
そして薫は、千太郎の元へと向かいました。千太郎は離島で神父見習いになっていました。そこで、身寄りのない子供たちを集めて育てているのだそうです。島の教会へやって来た薫は、そこにドラムセットが置かれているのを見つけました。それは、ここに千太郎がいるという間違いのない証拠です。
そして薫は、失われた時を取り戻すかのようにオルガンの演奏を始めました。それを聞きつけた千太郎が、薫の前に顔を出しました。2人は長い時を経てようやく再会できたのです。しかし、2人の間には言葉はいりません。そのまま2人で演奏を続けることで、2人はお互いの心が今でも通じ合っていることを確認したのでした。
そして、百合香からハガキをもらった律子も島へやって来ていました。こうして、ようやく3人の仲間は再び昔のように顔を合わせたのでした。
今回の冒頭が暗い感じだったので、どんなラストになるのか心配でしたが、最後には3人の再会というとてもすがすがしい終わり方をしてくれて大満足でした。音楽シーンのクオリティも高かったですし、それぞれのキャラも魅力的でした。こんな作品に巡り会えて、本当に幸せです!
最終更新日 : 2022-10-30
* by 横溝ルパン
こんにちは。いつもお世話になります。
最後に3人が再会する場面は、本当によかったですよね。律っちゃんの笑顔を見ただけで、全ての思いが伝わってくる感じでしたね。
この作品、それぞれのキャラが本当に立っていましたよね。ストーリー展開はちょっと駆け足な気がしましたが、3人の心の動きを丁寧に追ってくれたので戸惑いはありませんでした。
これまでノイタミナ枠の作品って、それほど自分の好みに合う感じではなかったのですが、この作品は本当に最後まで引き込まれました。何より素晴らしかったのは、楽器の演奏シーンですね。演奏しているような絵でごまかしている作品が多い中、きちんと演奏している動きを描いてくれていたのが本当によかったです。
最後に3人が再会する場面は、本当によかったですよね。律っちゃんの笑顔を見ただけで、全ての思いが伝わってくる感じでしたね。
この作品、それぞれのキャラが本当に立っていましたよね。ストーリー展開はちょっと駆け足な気がしましたが、3人の心の動きを丁寧に追ってくれたので戸惑いはありませんでした。
これまでノイタミナ枠の作品って、それほど自分の好みに合う感じではなかったのですが、この作品は本当に最後まで引き込まれました。何より素晴らしかったのは、楽器の演奏シーンですね。演奏しているような絵でごまかしている作品が多い中、きちんと演奏している動きを描いてくれていたのが本当によかったです。
最後に3人が再会する場面は本当に良かったですね。言葉はなくても律っちゃんの思いはひしひしと伝わって来ました。
この作品は主役三人の気持ちが丁寧に描かれていましたね。ストーリーの都合に合わせて動く心を持たないキャラクターが居なったので、どのキャラクターにもすんなりと感情移入が出来ました。
作画も演出も初回から最終回まで丁寧に描かれていたのも好印象です。全てにおいて完成度が高い作品でたね。それと最近の流行とは無縁の作風と言うところもノエタミナ枠らしくて良いなぁって思いました。