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2012-05-22 (Tue) 01:08

聖ペテロ祭殺人事件/エリス・ピーターズ

聖ペテロ祭殺人事件―修道士カドフェルシリーズ〈4〉 (光文社文庫)修道士カドフェル・シリーズの第4作、「聖ペテロ祭殺人事件」を読み終えました。3巻を読んでから、1年以上が経過してしまいましたので、本当に久しぶりのカドフェル・シリーズでした。

シュルーズベリの街では、間もなく聖ペテロ祭が開催されようとしていました。そんな時、街の町長が修道院を訪れました。第2巻で描かれた戦いで、街は大きな痛手を受けていました。街の復興のため、その期間に修道院があげる利益の一部を寄付して欲しいと申し出てきたのです。しかし、その間の利益は全て修道院に納めるものとするという、古くからの法がありました。院長のラドルファスは、それを盾に町長たちの申し出を退けたのでした。

そして、いよいよ聖ペテロ祭が始まりました。各地からは商人がぞくぞくと街へ訪れてきます。そんな中、町長の息子フィリップは、街の若者たちを集めて商人たちの前で演説を始めました。それは傷ついた街のために、いくばくかのお金を支払って欲しいというものでした。しかし、それを聞き入れる商人はありません。
そればかりか、フィリップはその中のトマスという商人と諍いを起こしてしまいました。そして、それをきっかにフィリップの連れの若者たちが暴れ出してしまったのでした。

争いは、城から兵士が派遣されてすぐに終息しました。ところが、その晩恐ろしいことが起こりました。フィリップと争った商人トマスが、何者かに殺害されてしまったのです。フィリップは、殺害の容疑者として牢獄に入れられることになってしまいました。
今回は、その殺害の謎にカドフェルが挑みます。しかし、カドフェルたちの捜索は進まないばかりか、その一方で殺された商人の船が荒らされたり、仮店舗が襲われたりします。さらに、第2の殺人まで発生してしまいました。

今回の事件は、わずか3日間とは思えないほど密度が濃くて面白かったです。最初のうちは次々と事件が起きるばかりで謎解きは進みませんが、疑いが晴れたフィリップが釈放されてから怒濤の展開が始まります。犯人は途中で何となく想像がついてしまったのですが、それを補ってなお面白かったです。特に物語終盤の急展開には、手に汗握らされました。

最終更新日 : 2016-04-22

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