
物語は、"僕"が高校1年生の春、ミルカさんという不思議な女の子と出会うところから始まります。数学が大好きな"僕"に、ミルカさんはちょっとした数学の問題で語りかけてきたのでした。そして"僕"は高校2年生になり、ミルカさんと同じクラスになりました。さらに、同じ中学出身のテトラちゃんという女の子から手紙をもらって、彼女に数学を教えることになるのでした。
この本は、基本は数学の入門書なのですが、同時に"僕"とミルカさん、テトラちゃんとの淡い青春物語にもなっています。最初は簡単な数列からお話が始まりますが、数学的な内容はどんどん難しくなっていきます。正直いって、数学があまり得意ではない私は、途中で何度も置いてけぼりにされそうになりましたが、わからないところはわからないと認めたまま、最後まで読み終えることができたのは、物語が面白かったのと数学の世界の奥深さを垣間見ることができたからだと思います。
数学って何が面白いのかわからないと思っている人、数学の楽しさを知りたい人は、ぜひ一度この本を読んでみて欲しいです。内容が全て理解できるかはともかくとして、読むことで何か世界を広げてくれる本だと思います。
最終更新日 : 2022-10-30
プログラミングの本などで有名な結城浩さんの「数学ガール」を読み終えました。物語は、 …
2012/05/01 01:24 まとめwoネタ速suru