日々の記録

アニメと読書の感想をメインにしたブログです。 ☆ゆるゆるっと更新中です☆

Top Page › 読書 › 国内推理 › 狐罠/北森 鴻
2012-01-06 (Fri) 17:23

狐罠/北森 鴻

狐罠 (講談社文庫)北森鴻さんの「狐罠」を読み終えました。

このところ「ビブリア古書堂の事件手帖」や「万能鑑定士Qの事件簿」を読んでいるせいで、古物や鑑定について興味が出てきました。そんな時、北森鴻さんのこの小説と出会いました。
主人公の宇佐見陶子は、旗師と呼ばれる店舗を持たない骨董商です。そんな陶子は、橘薫堂の目利き殺しにあって偽物の唐様切子紺碧碗をつかまされてしまいました。しかし陶子は、このまま引き下がるつもりはありません。逆に橘薫堂の橘秀曳に目利き殺しを仕掛けようと目論むのでした。

そのためには、腕のいい贋作者が必要です。元夫のプロフェッサーDから凄腕の贋作者を紹介された陶子は、その贋作者・潮見老人に頼んで、一世一代の贋作を作り出すのでした。陶子がリベンジを果たそうとする一方、橘薫堂では外商をつとめる田倉俊子が何者かに殺害されていました。捜査に当たる根岸と四阿の刑事コンビは、骨董売買という不可解な世界を相手に、真相を探り出そうとするのでした。

一応、推理小説ということで殺人事件が起きたりしますが、それよりも陶子が関わっている骨董業界の様子や贋作作りの描写が面白かったです。特に科学鑑定で贋作だと見破られないために、贋作者がいろいろと技を使うところが新鮮でした。この願作物、本物ではないかもしれませんが、そこに注ぎ込まれた情熱は本物と同じような価値を持っているのではないかと感じました。

最終更新日 : 2016-04-22

Comment







管理者にだけ表示を許可

Trackback


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
(書評)狐罠
著者:北森鴻 狐罠 (講談社文庫)(2000/05/12)北森 鴻商品詳細を見る 店を持たずに骨董を商う宇佐見陶子。彼女はある日、同業者の橘薫堂から「目利き殺し」を仕掛けられ、贋作を掴まされてしまう。意趣返... …
2012/01/06 21:38 新・たこの感想文