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2011-11-27 (Sun) 01:16

万能鑑定士Qの事件簿II/松岡 圭祐

万能鑑定士Qの事件簿 II (角川文庫)松岡圭祐さんの「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズ、第2巻を読み終わりました。

前巻では、未来の出来事として語られていたハイパーインフレ。それが現実のものとなる日が来ました。どんな科学鑑定でも見破ることができない、精巧に作られた1万円札が現れたのです。それをきっかけに、日本円の価値は暴落。弁当1個が1万円以上で売られるような異常な状況が生まれてしまいました。

その謎を解き明かすために、莉子は故郷の沖縄へと向かいます。そこで少しでも真相に近づくことができるか!?と思いきや、莉子の予想は全く外れてしまうのでした。同じ頃、東京では雑誌記者の小笠原も独自の調査を進めていました。しかし、こちらも空振りでした。

もう状況を打開することはできないかと思われた時、お店に持ち込まれた宝くじをきっかけに、莉子は1つの結論にたどり着いたのでした。その結論は、莉子にとって苦みのあるものとなりました。

2巻でも、主人公の莉子の健気さが光ります。混乱を収束させるために、わずかな手がかりを求めて沖縄に渡ったのに、莉子の読みは全く外れていました。自分の未熟さを恥じ、困っている人たちのために立ち向かう勇気を失いかける莉子でしたが、そんなギリギリの状況でも彼女は自分の理想を貫き通しました。そんな彼女の純粋なまっすぐさに心を打たれました。

2巻は、ハイパーインフレで混乱する日本を描いているだけに、少し重い雰囲気があって読むのが辛いところもありました。しかし、この重さがあったからこそ、終盤の怒濤の展開がよりスピード感があって楽しいものになっていたのだと思います。

最終更新日 : -0001-11-30

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