
主人公の佐藤弘は、平凡なサラリーマンです。しかし、ちょっとパソコンに詳しかったことで、便利に周囲から使われてしまうのでした。学生時代は無知な初心者に振り回され、社会人になってからも上司、先輩、同僚にいいように使われます。おまけに、家に帰れば両親や妻までもが弘を便利に使おうとします。
この本を読んで感じたのは、人ごとじゃないでした。私もなまじパソコンに詳しかったせいで、仕事や親からいいようにパソコンの便利屋として使われてしまいました。休日でも仕事場から電話がかかってきて、パソコンの使い方を教えたことは数知れず、時代の流れに乗ってパソコンを買った親には、当然のようにセットアップを要求されました。
その中でも特に忘れられないのは、同じ職場にいたSさんです。自分の知識を深めるために、情報処理系の資格を取得したら、「そんなの何の役に立つの!?」と合格直後に馬鹿にされました。しかし、数年後にSさんも娘にねだられてパソコンを購入。しばらくは何事もなく使えていたようですが、ある日トラブルが起きました。そんな時、平気な顔で私にどうしたらいいのか聞いてきた時には本当に呆れました。(怒)
好きなことですので、基本的に余裕があれば教えるのは嫌いじゃありません。でも、教えてもらって当然という態度を取られたり、こちらの都合を考えずに自分の都合だけを押しつける人は大嫌いです。思えば、Windowsマシンを使うのをやめて、LinuxやMacを使うようになったのも、元はといえばこれが原因でした。LinuxやMacを使っていれば、いざという時にWindowsのことはわからないと言い逃れられますので・・・。
最終更新日 : 2022-10-30
* by 横溝ルパン
こんにちは。コメントありがとうございます。
UNIX系のOSが好きということもありますが、WindowsはXPあたりから画面のデザインがけばけばしくなり、やたらと警告メッセージを出すのが鬱陶しいくなったのもありますね。
でも、最大の理由はやはり教えてちゃん対策ですね。(^^;
Sさんは専門職の人でしたが、自分の専門以外の知識を見下しているところがありました。資格があることは凄いとは思いますが、資格がなくても欠かせない知識ってたくさんあると思うんです。
特にパソコンやコンピュータの場合、資格なんて持ってなくても凄い人はいっぱいいます。私もそういう人を目標にしてきたので、それほど資格が欲しいわけではなかったのですが、資格を取れば資格手当という形で給料に反映してくれるからと言われて、それほど必要性は感じませんでしたが資格を取りました。
・・・結局、資格は取ったものの上司が上層部を説得できなくて、資格手当は付かなかったんですけどね。(^^; まあ、おかげで基礎知識の再確認ができたので、無駄ではなかったと思ってますけど。
UNIX系のOSが好きということもありますが、WindowsはXPあたりから画面のデザインがけばけばしくなり、やたらと警告メッセージを出すのが鬱陶しいくなったのもありますね。
でも、最大の理由はやはり教えてちゃん対策ですね。(^^;
Sさんは専門職の人でしたが、自分の専門以外の知識を見下しているところがありました。資格があることは凄いとは思いますが、資格がなくても欠かせない知識ってたくさんあると思うんです。
特にパソコンやコンピュータの場合、資格なんて持ってなくても凄い人はいっぱいいます。私もそういう人を目標にしてきたので、それほど資格が欲しいわけではなかったのですが、資格を取れば資格手当という形で給料に反映してくれるからと言われて、それほど必要性は感じませんでしたが資格を取りました。
・・・結局、資格は取ったものの上司が上層部を説得できなくて、資格手当は付かなかったんですけどね。(^^; まあ、おかげで基礎知識の再確認ができたので、無駄ではなかったと思ってますけど。
多くの人が使っているWindowsを使われない理由があったんですね。
「そんなの何の役に立つの!?」ですが、表面的に役に立たない知識も必要だと思うんですよね。例えば学校で習った方程式や歴史年号なんかも、社会では何の役にも立たないケースの方が多いと思うのですが、理論的な思考や暗記力と言う意味で、縁の下の力持ちって感じで役に立ってますしね。