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2011-08-18 (Thu) 00:09

カンナ 出雲の顕在/高田 崇史

カンナ 出雲の顕在 (講談社ノベルス)高田崇史さんのカンナ・シリーズ第8弾、「カンナ 出雲の顕在」を読み終えました。

出賀茂神社から社伝を奪って逃走している諒司は、甲斐の友人である柏木竜之介を密かに出雲へと呼び出しました。
これまで単に、脇役の1人と思っていた竜之介ですが、彼の家系には大きな秘密があったのでした。なんと竜之介の家は、現在の天皇家に滅ぼされた真実の天皇家につながる家柄だったのです。
諒司が竜之介を呼び出したのは、竜之介を次の天皇として祭り上げようとするためでした。

そんな諒司が属して、そして前巻で丹波たちを襲ったのは玉兎と呼ばれる裏の集団でした。彼らは裏の天皇家に使える存在として、現代でも大きな力を持っているようです。そして諒司は、そんな玉兎を自らの野望のために利用しようとしていたのでした。

突然消息を絶った竜之介を探して、甲斐も出雲へと向かうことになりました。普段なら貴湖が同行するところですが、傷ついた丹波の側から離れることができません。1人で出雲へ向かおうとする甲斐と行動を共にするのは、なんと甲斐の婚約者である聡美でした。

2人は出雲へと向かい、竜之介の姿を探しつつ、出雲の謎について語り合います。そして、甲斐たちは村雲流の男たちに襲われている竜之介と合流することができました。ここで甲斐は、超人的な力を発揮して、凄腕の使い手をあっという間に叩き伏せたのでした。

ようやく竜之介と再会できたものの、諒司から自分の出自について聞かされていた竜之介は、自らの意思で甲斐の前から立ち去ってしまいました。そればかりか、玉兎のメンバーであり、海棠の私設秘書である楯丘に襲われて、聡美は命を落としてしまうのでした。

敵の正体が見えてきて、アクション物語としてはそれなりに面白くなってきました。今回は竜之介にかなりスポットが当たっていましたが、裏の天皇家という設定はちょっと古くさいというか、説得力不足な感じがしました。もう少し彼らが現天皇家を転覆させることでどんなメリットがあるのかわからないと、陳腐な悪の組織に見えてしまいますね。

今回驚いたのは、甲斐を巡って貴湖と恋のライバルになるかもしれないと思われた聡美があっさりと殺されてしまったことです。しかも殺したのは、海棠の家に雇われていた楯丘。溺愛していた孫娘を殺されて、このまま祖父の鍬次郎が黙っているとも思えません。次巻以降の展開が楽しみです。

最終更新日 : 2022-10-30

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