
ダイアナ・スノーの別荘でスポーツ・フィッシングを楽しんだ高見沢は、次々と記録破りの大物を釣り上げたのでした。そして休暇は終わり、第9戦のダラスGPを迎えました。予選でまずまずの位置を確保した高見沢でしたが、本戦では路面の浮き砂にタイヤを取られるというアクシデントが発生して、残念ながらリタイヤとなってしまいました。
そしてこのダラスGPを終えた後、撮影に向かうダイアナと高見沢は別れたのでした。
ロンドンに帰った高見沢の前に、今度はハリウッドスターのブルック・ウォーラスが現れました。大学の卒論のためにロンドンにやって来ていたブルックを、高見沢は日本料理店に連れて行ったりしてもてなすのでした。そして、夜にはもちろんブルックと一夜を共にすることになりました。
そして第10戦のイギリスGPが始まりました。予選では高見沢は2位という好位置につけました。そして本戦でもトップを奪います。ところがレース中盤でギアボックスにトラブルが発生しました。このトラブルのため、高見沢はやむなくレースをリタイヤすることになったのでした。
このレースで高見沢がリタイヤしてノーポイントに終わったことで、マクラーレンのNo.1ドライバーであるニキがドライバーズポイントで高見沢まであと1.5ポイントまで迫ってきました。
しかし、イギリスGPの途中で資産家のジェームズ・ゴールドスミスと出会った高見沢は、彼を通じてレース本番でニキと競り合いになった時にトップを譲るという条項を取り消させたのでした。
続く第11戦は、西ドイツGPです。予選から好調の高見沢の前に、ビッグスポンサーが現れました。ウォークメンを開発したトニーが、高見沢を自社のイメージキャラクターにしたいと申し入れてきたのです。この契約によって、高見沢は5億円の契約金を手に入れることになったのでした。
そして高見沢は、予選でポールポジションを獲得しました。そして本戦では、フォーメーションラップの時にマシントラブルに見舞われましたが、スペアカーに乗り換えて奮戦。そして本戦では、トップが高見沢。二番手がニキとマクラーレン勢がワンツーフィニッシュを決めたのでした。
トニーからの巨額の資金を得た高見沢は、税金対策のためにジャージー島のロスチャイルド銀行に口座を開きました。さらに、ジャージー島にチーム・マジクリーンのペーパーカンパニーを設立して、そこをチーム・マジクリーンの本社としました。東京の事務所は支店扱いにすることにして、そちらにプールしてあった資金をジャージー島にある本社へと移したのでした。
そして高見沢は、第12戦のオーストリアGPへ向けて動き始めました。このレースでも高見沢は好成績をおさめることができるのでしょうか!?
最終更新日 : 2022-10-30