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2011-04-16 (Sat) 01:26

セーヌの川辺/池澤 夏樹

セーヌの川辺池澤夏樹さんの「セーヌの川辺」を読み終えました。

池澤夏樹さんといえば、アニメファンとしては声優の池澤春菜さんのお父さんだなあと考えてしまいます。その他では、池澤夏樹さんが個人編集された河出書房の世界文学全集(そういえば第1期の最初の5冊くらいを読んで挫折中です^^;)を読んだことがある程度で、池澤さん自身の書かれた本は読んだことがありませんでした。

そんな時、偶然この「セーヌの川辺」という本を目にして読んでみることにしました。この本は、池澤さんがフランスのフォンテーヌブローに住んでいた時に書かれたエッセイです。フランスと日本の文化的な違い、文学・美術・建築といろいろと話が広がって、とても楽しい本でした。

この本を読んでいて何度も感じたのは、本当に教養がある人というのは、池澤夏樹さんのような人のことを言うのだろうなあと思いました。そして教養があっても、ことさらそれを読者に押しつけるのではなく、柔らかな物腰でさらりと語られているところに品の良さを感じました。

内容で印象に残ったのは、フランスが景観を大切にしているというところです。テレビなどでヨーロッパを巡る番組を見ていると、町並みの美しさが素晴らしいのがうらやましくなります。日本とは違って、建築に際して環境に調和させることが義務づけられているからなのだそうですが、そこには美しい環境は公益だという考え方がありました。

石造りの建物が主流のヨーロッパと違い、木造建築が主流の日本では全く同じようにはできないでしょうが、美しい景観の中で暮らす幸せ、落ち着いた統一感のある町並みなど、学ぶべき点は多いような気がします。

最終更新日 : -0001-11-30

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