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2011-04-11 (Mon) 21:36

カンナ 天満の葬列/高田 崇史

カンナ 天満の葬列 (講談社ノベルス)高田崇史さんのカンナ・シリーズ第7弾、「カンナ 天満の葬列」を読み終えました。

今回は、冒頭から丹波が襲われたりと、推理小説ではなくアクション小説といった雰囲気の展開でした。そして活劇の合間に菅原道真にまつわる謎が絡んできます。

出賀茂神社の丹波は、夜間に何者かが神社に忍び込もうとしていることに気づきました。賊を迎え撃った丹波でしたが、賊に逆襲されて囚われの身となってしまいました。賊たちを率いる謎の女性は、冷酷にも縄で縛り上げた丹波を海に突き落とすように命じました。

忍者としての鍛錬のおかげで、丹波は一命を取り留めて救急病院へと運び込まれました。甲斐と東大に復学していた貴湖は、丹波の災難を知って病院へと駆けつけたのでした。その頃、雑誌社に勤める竜之介は、菅原道真にまつわる仕事を任されていました。道真のことを調べていた竜之介は、なぜ道真が大怨霊と呼ばれるのか疑問を持つのでした。

丹波が退院してからも、甲斐たちのまわりには怪しげな者たちが跋扈します。そして再び襲われた丹波は負傷して入院、一緒にいた貴湖も軽傷を負ってしまいました。さらに甲斐の身辺には、甲斐の婚約者である海棠鍬次郎が彼を試すために刺客を送り込みます。そして竜之介にもまた危険が迫り、そこを諒司に救われるのでした。

戦いが繰り広げられる中、甲斐は社伝と道真の関連に気がつきました。直接的な関わりはないものの、道真もまた蘇我氏のようにその業績を歴史の中に葬り去られてしまった者だったのでした。

そして丹波を襲った黒幕の正体が明らかになりました。それはなんと、諒司の妻である志乃芙の娘・澪に取り憑いた志乃芙の亡き妹・冴子の仕業だったのでした。

QEDシリーズと比べると、今ひとつ感があるカンナ・シリーズですが、今回はアクション中心で意外と面白かったです。ただ、その分歴史ミステリー色が薄れてしまい、菅原道真にまつわる謎が付け足しのようになってしまっていたのが残念でした。

最終更新日 : 2022-10-30

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