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2011-03-25 (Fri) 00:53

戦闘妖精・雪風(改)/神林 長平

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)神林長平さんの「戦闘妖精・雪風<改>」を読み終えました。大昔に一度読んだことがあったのですが、最近第3弾となる「アンブロークンアロー」が発売されたこともあって、記憶を再確認するために読み返してしまいました。

いつの時代かはっきりしませんが、おそらく近未来。人類は南極に突如として出現した超空間通路から襲ってきた異星人・ジャムとの戦いを余儀なくされていました。当初こそは戦いは地球上で行われていましたが、人類の兵力がジャムを少し上回っていたため、今では主たる戦場は超空間通路の向こう側、惑星フェアリイへと移っています。

そこに前線基地を設けて戦っているのは、世界各地のはみだし者の集まりFAFです。主人公となるのは、そんなFAFの特殊戦第五飛行戦隊・通称ブーメラン戦隊の深井零です。彼の目的は戦闘中の空域に滞在して、敵の戦闘情報を持ち帰ることです。そのためには味方を犠牲にすることすら要求される過酷な任務についています。
そんな世界で、零が信じているのは愛機である雪風と友人のブッカー少佐だけです。

こんな世界を舞台に物語が進行するのですが、物語が進むにつれてこの戦いに本当に人間は必要なのかという疑問をブッカー少佐は持つようになるのでした。敵であるジャムの正体は全く不明ですが、ジャムは人間を敵として認識してないように思われるのです。それよりは、機械であるはずの雪風やコンピュータをジャムは敵として認めているように思われます。

それでも零は雪風と共に戦います。しかし、最後のお話で被弾した雪風は、自らの中枢データを新しい機体へと転送。そしてパイロットである零を機外へと射出してしまったのでした。このあたりの描写は、雪風には人間とは別の知性があるようで、なんだか恐ろしかったです。

1984年に書かれたとは思えない迫力のある空戦描写に圧倒されつつ、気がつくと人間とは何なのか!?、人間らしいとはどういうことなのか!?と考えさせられる作品ですね。

最終更新日 : -0001-11-30

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