
キュゥべえから魔法少女の魂の秘密を聞かされて、さやかはショックを受けています。さやかはキュゥべえをなじりますが、キュゥべえはなぜさやかが怒っているのかわからないようです。それでも怒りがおさまらないさやかに、キュゥべえは実際の痛みを体験させるのでした。
落ち込むさやかのところに、杏子が顔を出しました。何をしに来たのかと思ったら、杏子は魔法少女になって悩むさやかを見ていられなくて、自らの過去を語りに来たのでした。杏子のお父さんは、教会の神父でした。しかし、ある時から杏子の父は、教義に書かれていないことを信者に語り始めたのです。それが原因で、杏子たちは教会から追われることになってしまいました。
杏子のお父さんが言っていたことは間違ってはいませんでした。しかし、その言葉に誰も耳を傾けようとはしなかったのです。そんな時にキュゥべえと出会った杏子は、みんながお父さんの話を聞いてくれることと引き替えに魔法少女になりました。これで全てはうまくいったと思った時、破局が訪れました。
杏子のお父さんは、みんなが魔法の力に惹かれて集まってきたことを知ってしまったのです。そうして心が壊れた杏子のお父さんは、お酒におぼれて命を落としてしまったのです。
それ以来、杏子は魔法の力は人のためではなく、自分のために使おうと決めたのでした。自分のためにやったことなら、何が起きても自業自得と納得できるからです。
最初は自らの利益のために魔法を使う杏子に共感できませんでしたが、その過去を知ってようやく杏子の考え方が納得できました。
そうそう。1つよかったのは、いつも何かを食べている杏子が、さやかが食べ物を粗末にしたことを怒ったことです。飢えの苦しみを知っている杏子にとって、食べ物を簡単に捨ててしまう行動は許せなかったのでした。
この行動を見た時、初めて杏子はそんなに悪い子じゃないかもと思えました。
ようやく魔法少女であることを受け入れたさやかでしたが、運命はますます彼女に辛く当たります。上條君が学校に復帰してきた途端、親友の仁美が彼のことが好きだと言い出したのです。本当はさやかだって、上條君に告白したい・・・。しかし、魔法少女となってしまった自分は、もう普通の人間ではありません。
そんなさやかを、まどかはなぐさめます。そしてさやかは、自らの体が変わり果ててしまったことを確認するかのように、あえて魔女との戦いで痛みを味わうのでした。
今回は、さやかと杏子がメインでした。主人公のはずなのに、まどかはどんどん影が薄くなりますね。(^^;
最終更新日 : -0001-11-30
第7話は杏子が魔法少女となった過去をさやかに話すお話なのでした。 まさか杏子がさやかのように他人のための願いから魔法少女になったとは意外でした。 そしてそのことが原因と ... …
2011/03/26 09:32 パズライズ日記