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2011-01-29 (Sat) 19:16

女王国の城/有栖川 有栖

女王国の城 (創元クライム・クラブ)有栖川有栖さんの「女王国の城」を読み終えました。

アリスたちの前から、推理小説研究会の部長・江神さんが姿を消してしまいました。部屋に残された情報から、部長が神倉という場所へ向かったことを知ったアリスたちは、推理小説研究会のいつものメンバーで江神さんの後を追ったのでした。

その神倉は、UF0でやって来た宇宙人が人類に救済をもたらすという教えを信じる"人類協会"という宗教団体が大きな力を持っていました。街の住人の多くがその団体の関係者であるばかりか、街には高名な建築家に依頼して近未来の建物のような協会本部まで建っているのです。

どうやら江神さんはその"城"へ向かったらしいとわかったものの、アリスたちが本部を訪れても江神さんと面会することすらできません。それでも、ようやく江神と合流できたと思いきや、今度は本部内で殺人事件が発生してアリスたちは本部から出られなくなってしまったのでした。

アリスたちは、早急に警察を呼ぶべきだと主張しますが、協会の幹部にはそれは受け入れられません。そうこうするうちに、第2、第3の殺人事件まで起きてしまうのでした。おまけに、アリスたちが集めてきた情報では、11年前にもこの地では、暴力団関係者が密室で殺害されるという事件が起きていました。その犯人も凶器も、いまだに行方不明なのです。

世間と隔絶された、ちょっとした不思議の国に迷い込んでしまったアリスたちは、ここから脱出しようと苦心する一方で、殺人事件の真相を解き明かそうとするのでした。
そして、いつものごとくついに江神さんの推理によって、事件の真相が明かされたのでした。

ハードカバー二段組みで500ページ以上という大作でしたので、読むのにはかなり苦労しました。これまでのシリーズと同じく、アリスたちは殺人事件の現場で周囲から孤絶してしまいます。そんな中での協会の異常な行動は、なんだか言葉が通じない不思議の国のようでした。こんな状況で推理小説が成立するのかと心配になりましたが、最後にはちゃんと謎解きがされてほっとしました。

このシリーズ、かなり長期間にわたって書き続けられてきたようですが、一応作者の予定では最後の長編になるという次回作は、いったいいつごろ発表されるんでしょうね。

最終更新日 : 2016-04-22

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