
アバンは、さやかと病院の少年から。上條君というその少年は、素晴らしいバイオリンの腕前を持っていたようです。しかし、事故なのか病気なのか左腕を負傷して、彼のその夢は絶たれてしまったのでした。そんな上條君に、さやかは憧れの気持ちを持っているようです。そして、魔法少女になる時にかなえられるお願いとして、上條君を直すことを考えているようです。
しかし、そんなさやかの願いを、マミは一蹴しました。さやかが上條君を助けたことを知れば、上條君は一生さやかに負い目を感じるでしょうし、さやかもどこかで自分が上條君の恩人だと思ってしまうことがあるかもしれません。
そんなマミは、ほとんど選択の余地なく魔法少女となりました。彼女は事故で死にかけている時にキュゥべえと出会ったのでした。そういえば、まどかたちがマミの家を訪れた時、一人暮らしをしていましたが、それは事故の時に家族をなくしてしまったからかもしれませんね。
そして、まどかもまた願い事を決めかねていました。まどかは、魔法少女になれることそれだけで、十分にうれしいことだったのです。そんなまどかの魔法少女としての素質はなかなかのものらしく、キュゥべえでもその力を把握しきれないようです。
翌日、まどかとさやかは上條君のお見舞いに出かけました。しかし、運悪く上條君とは会うことができなかったのでした。その時、さやかは病院の壁に広がろうとしているグリーフシードを見つけました。マミを呼んできた時にすぐに対処できるように、さやかとキュゥべえがグリーフシードの側に残ることになりました。
マミを連れたまどかが駆けつけた時、グリーフシードは結界を発生させていました。まどかたちは、テレパシーでさやかたちと連絡を取りながら、魔女の元を目指します。その時、まどかはマミに自分の願いを打ち明けました。
ただ魔法少女になって、マミと一緒に戦いたい。それはマミにとって、とてもうれしい申し出でした。
それに元気づけられたマミは、勇んで魔女退治に向かったのでした。ところが、魔女を倒したと思った時、マミに油断が生まれました。魔女の本体は、まだマミの攻撃で倒されていなかったのです。そのままマミは、魔女に飲まれて命を落としてしまいました。
そんな魔女を倒したのは、一緒に結界に入り込んでいたほむらでした。ほむらの活躍で魔女は倒せましたが、死んでしまったマミは帰ってきません。まどかとさやかは、その死に直面することで、魔法少女の厳しい真実と向き合うことになったのでした。
これまでふわふわした雰囲気で進んできた作品が、マミの死によって一気に重たくなりましたね。単純に魔法少女に憧れていたまどかですが、マミの死を目の当たりにした後でも、のんきに魔法少女になりたいと思うことができるのでしょうか!?
最終更新日 : -0001-11-30
普通な生活をおくる中学2年生、鹿目まどか 助けを呼ぶ声によばれて魔法の世界へ導かれた第3話 まどかとさやかの2人は先輩の巴まみにつきそう。 まみが魔法少女になるのと引... …
2011/02/11 08:44 ピンポイントplus